全て」カテゴリーアーカイブ

どっちが幸せ?アナタはどっちの仕事のやり方を選ぶ?

サーチマン佐藤です。
こんにちは。

前回のメルマガ
「手段が目的になった?勤務時間と幸せの関係」ですが、

沢山の感想を頂いています。

—————————————-
※「手段が目的になった?勤務時間と幸せの関係
—————————————-

あまりに沢山頂いたので、
全てに返信できていないのですが、
全部読んで参考にしています。

本当に本当にありがとうございます。

でもね、少々図々しいかもですが、
今後もじゃんじゃんと感想送ってくださいね。

その感想がメルマガのエネルギー源。

エネルギーがないと、
私も枯れてしまいますので。
(けっこう弱いんです、実は。テヘ)

どうか、よろしくお願いいたします。

さて。

そんな沢山の感想ですが、
今回は賛否両論、反論も多いですねえ。

まずは、典型的な反論をみておきましょう。

——————————————————-
成果主義を求める気持ちもわかりますが、
時間給ベースの報酬はあってもいいと思います。

時間ベースの報酬で、
まずは食い扶持を確保したいです。

——————————————————-

こんなお便りがありましたが・・・・・

「それは、アナタの社長と相談してくださいね」
と言いたくなりました(笑)。

いやいや、もちろん気持ちはわかりますよ。
誰だって、食い扶持は確保したい。

でも、そもそも、
「時間給ベースの報酬」って、

誰が保証するのでしょうか?

お客さん?
もしくは社長?

成果は出なかったけど、
「時間が経ったから、報酬払うよ」と保証できる
お客さんや社長がいるでしょうか。

まあ、短期的にはいるかもですが、
長期的には経済原則が効いてきて、
そんな状況は維持できない。

そう。

だから
勘違いしないで欲しいのですが、

前回のメルマガで
私が伝えたかったのは、

成果主義がいいのか、
時間主義がいいのか、

という議論じゃないです。

そうじゃなくて、
お客さんに成果を届けるのは当たり前であって、
その仕事のやり方が、

今までの「勤務時間を守る」という労働倫理のままで、
お客さんも経営者も、そして我々も、

ハッピーになれるのか?

もっとハッピーになるために、
三者の新しい妥協点があるのでは?

という議論を伝えたかったのです。

今は、たまたま
工業社会の流れできているから、

法律も常識も、
「勤務時間」という概念があって、
一見もっともらしく聞こえるけど、

時代は変わりつつある。

ネット、特にスカイプの影響が大きいのですが、
時間も場所も関係なく、
自由に仕事はできるようになってきた。

だとするなら、
素直にそっちの議論をすればいい。

なのに・・・・

厚労省、特に某マスコミは、
「残業代ゼロは、奴隷の道」とか、

全くピント外れで騒ぐから、
私も、一人でカリカリきて、
こうしてメルマガにしちゃうわけですよ(笑)

お金は天から降ってこない。

お客さんや経営者からみたら、
強制的に残業代払うしかないなら、

社員の単価下げるか、
社員そのものを雇うことをやめて、
テンポラリーの人材派遣を使うだけ。

粗悪なソフトやトラブルが増え、
むしろ逆の方向に振り子はふれる。

そもそも人間の幸せは、
お金ばかりではない。

会社が無駄に拘束している
「時間」という資源を解放することで、

社員は自由な時間を手に入れ、
会社は無駄なお金を払う必要がなくなる。

自由な時間は、
自分でスケジュールを組み、

仕事のあいまに、
家事や趣味をいれてもいいし、
副業をやってもいい。

今後の日本はTPPも原発も、
そして安全保障や外交も、
全部重要な問題で、
しっかり議論する必要がありますが、

でも、
今のアナタの幸せに
直接的にすぐに影響する問題は、
「労働行政」です。

厚労省もマスコミも
しっかり議論して欲しいですが、
ちょっと期待できないので、

かなり傲慢ではありますが(笑)、
お便りを見る限り要望も多いようなので、

私のほうでも議論を進めてみようかなと。

そこで、アナタにも少々お願いがあります。

私は、同じ仕事量、同じ給料だったなら、
会社で拘束されて仕事するよりは、

自分でスケジュール組んで
仕事したほうが幸せと思うのですが、

そもそも、この感覚は、
アナタにとってどうなのでしょうか?

まずは、のこのへんから確認させてください。

「能力ないから無理です」って話じゃなくて、
どっちが幸せなのか?って問いをしたいので、

どっちにでもなれる能力があるとしたら、
朝起きて、アナタは、どっちを選ぶか?

私が思っている前提が、
あまりにずれていてると、ボタンの掛け違いになるので、
最後に一つクリックして教えてくださいね。

●アンケート

(朝起きて)
アナタはどっちの仕事のやり方がしたいですか?

会社に拘束されて仕事したい

自分でスケジュール決めて仕事したい

どちらでもない

そのほか

———————————————–
メルマガ購読は、こちらから
(登録後、解除する場合は、メルマガ内の解除クリックから簡単に解除できます)


 


※登録後、確認メールが届きます。
※このブログ以外の面白い話満載です。
———————————————–

このブログの簡単な感想・ご意見はこちらから
[contact-form-7 404 "Not Found"]

———————————————–

手段が目的になった?勤務時間と幸せの関係

サーチマン佐藤です。
こんにちは。

先日のメルマガで、
「今後我々はどんな働き方をしたいのか?」を考え、
読者の皆さんにも、ご協力頂きましたね。

(本当にありがとうございます。)

そもそも、
そんな事を考えた直接のきっかけは、

政府の産業競争力会議で、
「労働時間管理を無くす」という話に対して、

厚生労働省は、
方向違いの議論をするし、

ある一部の(過激な)マスコミは、
「残業代ゼロで社員は奴隷になる」と騒ぎ、
議論の余地さえなくしていたから。

私としては、
「もっと根本的に考え、幸せになる方向があるのでは?」
と思うわけで、

今日は少し書き留めてみますので、
よかったら一緒に考えてくださいね。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【労働基準法】そもそも、勤務時間は何なのか?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

どうも、なんというか、
厚生労働省やマスコミは、

—————–
皆が正社員になって、解雇がなくなって、
1日8時間の勤務時間を守って、
残業したら、きっちり残業代が出る

—————–

そんな「社会」を目指していますね。

まあ、マスコミは意図的に騒いで、
売れればいいと思っているだけかもですが、

厚生労働省はマジで、
それが幸せと思っているフシもある。

——————————————————-
※ちなみに、以前のメルマガで、
そんな「社会」でいいのか?と問題提起しました。

派遣労働は3年で打ち切りの話と、本当の危機とは

——————————————————-

まあ、今までの常識やパラダイムからすると、
そういう方向性は当然だと思うし、

官僚は基本的には、
現状維持を望んでしまうので、

仕方がない面もあります。

でもね、
世の中がどんどん変わっているなかで、

変化しないで現状維持しようとすると、
無理がきて、

かえって人を不幸にしてしまう。
特に若い人が犠牲になる。

皮肉な結果になるんですね。

そこで、そもそも
「勤務時間とは何か?」
という所まで戻りたいのですが、

「勤務時間」という概念は、
日本ではせいぜい、ここ100年くらいです。

考えてみてください。

ちょっと前の日本人の多くは、農業やって、
お日様が出たら働いて、疲れたら休んで、
夜がきたら寝る。

そんな生活していたんですね。

当然、勤務時間なんてなかった。

でも、工業化社会になって、
工場で機械が動いて、生産ラインが作られて、

皆が一斉に同じ場所で働く必要性があって、
初めて勤務時間が生まれた。
(↑ここ重要)

結果として、
朝は一斉に集まる。
お昼は一斉に休む。
夕方は一斉に帰る。

夜だけ、ほんの少し自由時間があって、
それでも、なるべく早めに、
明日に備えて寝る。

それが出来ない奴は、駄目な奴。

そんな「労働倫理」が形成されたし、

一方で
工場法、労働基準法も作られ、
過酷な長時間労働も防止されるようになった。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【整理】手段が目的になるとおかしな話に
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

で、もう一回、
目的と手段を整理してみますが、

今までの目的は
「工業製品を大量に作る」ことで、

「勤務時間」は手段でした。

だからね、今でも「工業製品を作る」仕事には、
「勤務時間」の議論があって然るべきだし、
労働基準法も適用すべき。

でもね、我々の業界は、
工業製品を作るわけじゃない。

「ソフト」という知識を作るんでしょ。

目的が違うんですね。
(↑ここ重要)

だったら、どういう手段があるのか?
と考えるべきなんだけど、

すでに
「勤務時間」が目的になっていて、
「勤務時間」を守るためにはどうする?
という議論ばかりしている。

逆でしょ?!

例えば、
「勤務時間だから、会社にいなくちゃいけない」って、
当然のように言いますけど、

良く考えたら変な話で、

会社で無駄に拘束されることによって、
労働者は、無駄な時間を過ごさなくちゃいけないし、
経営者は、無駄なお金を払わなくちゃいけないわけで、

両方とも不幸。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【先遣隊】人間の本能的な欲求への原点回帰
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

我々は工場にいるわけではありません。
知識ワーカーです。

目的が違うのに、
今までと同じ労働倫理を押しつけたら、
無理が出ますよね。

今までの延長で、
いくら「勤務時間」を守っても、

成果が出るわけじゃないし、
労働者が必ずしも幸せになれない。

だとするなら、
相当に勇気がいることだけど、
知識ワーカーとして、
新しい労働倫理を作る時期にきているのでは?

その先遣隊は、
在宅で仕事したり独立している人。

脱藩した浪人が新しい時代を作った
明治維新と同じで、

会社を辞めたフリーターが
新しい時代を作るのかもしれない。

何故なら、彼らは既に答えを出しているから。

勤務時間なんて決めなくても、
一週間に一回集まって打ち合わせして、
普段はネットで連絡とって作業進めて、

いくらでも仕事をまわしている。

アナタの周りにもいるでしょ。

おそらく彼らの中では、

「勤務時間を守る」
という倫理観は全くなくて、

「効率的に仕事する」
という新しい倫理観が第一優先。

(自覚しているかどうかは知りませんが)

仕事自体は、
むしろ厳しいかもしれないけど、

そんな彼らが幸せそうに見えるのは、
スケジュールを自分でたてられるから。

多少の年収の違いがあっても、

朝起きて会社に拘束されて仕事するのと、
朝起きて自由に過ごしながら仕事するのと、

どっちが幸せでしょうか?

人類の歴史上、
「勤務時間を守る」という倫理観は、
たった100年です。

狩猟していた頃なんて、狩りが終われば、
あとはテキトーに遊んでいたわけで、

人間の本能的な欲求への原点回帰かもしれません。

そんな「問いかけ」さえしている気がします。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【幸せ】勤務時間を減らして自由な時間
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今後の日本経済を考えた時、
アナタの給料が劇的に跳ね上がるなんてことは、
もうほとんどありません。

経営側にしたら、
人件費は抑えるしかない。

でもね、会社がアナタを
「無駄に拘束している時間」はいっぱいある。

その時間を解放することによって、
経営者側と労働者と、
お互いに利害が一致して
お互いが幸せになれる妥協点があるのではないでしょうか。

パラダイムを見直すのは、
面倒だし勇気がいること。

本来なら、厚生労働省やマスコミが、
そっちの議論をリードして欲しいのですが、
全く明後日の方向いているので、

我々が自覚して、
今後のIT業界の労働倫理を作っていく。

工業化社会時代の労働倫理を見直し、

自由な時間をどっと手に入れ、
趣味に費やしてもいいし、副業やってもいい。

ゼロベースで見直したら、
時間と言う原資は、まだまだありますし、

我々、技術者や知識ワーカーの幸せって、
(給料が増えなくても)
こっちの方向性で達成できる。

今後、それに備えて準備する方が、

マスコミの尻馬に乗って
後ろ向きの議論するよりは、

よっぽど前向きな気がします。

ではでは、今日はこの辺で。

またお会いしましょう。
ありがとうございました。

———————————————–
メルマガ購読は、こちらから
(登録後、解除する場合は、メルマガ内の解除クリックから簡単に解除できます)


 


※登録後、確認メールが届きます。
※このブログ以外の面白い話満載です。
———————————————–

このブログの簡単な感想・ご意見はこちらから
[contact-form-7 404 "Not Found"]

———————————————–

今後我々は、どんな働き方がいいのか、したいのか。

サーチマン佐藤です。
こんにちは。

最近、政府の産業競争力会議では、
規制緩和の一環として、

「労働時間管理を無くす」

ということが検討されていますよね。

要するに、労働基準法では、
1日8時間、1週40時間と労働時間が決まっていて、

それ以上働く場合は、残業代を払うのですが、

その規制を外そうという検討です。

まあ、極端な言い方すれば、
「成果主義にして、残業しても残業代が出ない」
検討とも言えるわけで、

マスコミは、
その法案を「残業代ゼロ法案」と呼び、

過労死推進とか、企業のブラック化とか、
批判が続出ですが・・・・・

さてさて。

我々の業界はこのへん、
どう考えていくべきでしょうか?

残業に関しては(我々の業界は)
矛盾をいっぱい抱えているし、問題もある。

アナタもきっと意見があると思いますが、

まず、そもそも論を言えば、
労働基準法は工場で働くことを想定しているんですね。

工場の生産ラインは、
時間に比例して成果があがるし、
(経営者も)
成果に比例して賃金は払える(払うべき)。

三段論法よろしく
「時間に比例して賃金を払う」ことには、
お互いに大きな矛盾はなかった。

オッケーという感じ。

でもね、我々の業界の仕事って
工場じゃないですよね。

いくらパソコンの前に座って
何かをやっていたとしても、
成果は時間に比例しない。

だから矛盾がある。

現実を見れば、
あっと言う間に完璧なソース作ったり、
あっと言う間に提案書作ったり、

そんな人がいる一方で、

プログラムにバグが出たり、
提案がまとまらなかったり

なかなか時間がかかる人もいる。

時間がかかれば、
当然、残業しなくちゃ追いつかないわけで、
でも、残業すると(成果に関わらず)

後者のほうが報酬は増える。

もしくは、「残業するな」と会社から圧力がかかり、
その人の仕事量が減らされ、

優秀な人に仕事がまわって、
優秀は人ほど、チョー忙しいと。

・・・・・よくある状況に。

プログラマーやSEという職業は、

勉強すればするほど、
いい仕事をすればするほど、
逆に大変になっていく、

現実には、
そんな虚しい宿命を背負っているのか??

そんな哲学的な問いさえ発したい人も多いことでしょう。

だったら、いっそのこと
完全成果主義のほうがいいのでは?

でも、そんなことしたら職場がギスギスするかもだし、
そもそも成果の定義が難しいし、
それこそブラックへ一直線とか、
色々な懸念がある。

難しいですねえ。

おりしも、政府でそんな検討がなされ、
世の中もどんどん変化していくなか、

じゃあ、どうするのか?
いや、どうしたいのか?

今回は、我々の将来に備え、
このへん一緒に考えてみましょう。

ということで、例によって、
まずはアンケートいってみますね。

アンケート結果を踏まえて、
私の見解もお伝えしようと思いますし、

アンケートは
メルマガのエネルギー源です。

どうかご協力お願いしますね。

では、アンケート。

この業界で、アナタは今後どんな働き方をしたいですか?
以下から、一つクリックお願いします。

多少の矛盾があっても、時間比例の報酬体系で働きたい

完全成果主義で働きたい

最低基本給+成果報酬で働きたい

勉強しないほうが得なので、勉強しないで働きたい

何も考えていない

そのほか

———————————————–
メルマガ購読は、こちらから
(登録後、解除する場合は、メルマガ内の解除クリックから簡単に解除できます)


 


※登録後、確認メールが届きます。
※このブログ以外の面白い話満載です。
———————————————–

このブログの簡単な感想・ご意見はこちらから
[contact-form-7 404 "Not Found"]

———————————————–

たった1人が手をあげてくれる世界

サーチマン佐藤です。
おはようございます。

晴れた日曜日の朝、
気持ちいいですね。

先週、私たちは、
「ふつーの技術者が普通のアプリで収入を得た話をしよう」
という座談会を行ってきました。

——————————————–
※関連話は下記参照

アンドロイド技術、個人的な報酬を得た話

アンドロイドアプリで個人収入を得るための大前提は?

——————————————–

今日は、その時の話を少し。

仮に、その収入を得ている、
ふつーの技術者をMさんとしておきましょう。

Mさんからは、
これまでの業務経験、開発経緯、
会社とプライベートの時間の使い分け、
副収入の喜び、昂揚感・・・・等々。

色々と話して頂いたのですが、
まず驚かされたのは、

Mさんは業務上、
全くJavaの経験もないし、
もちろんアンドロイドの経験もないし、

プログラムもほとんど書いたことがなかったこと。

それなのに、
全て独学で勉強してアンドロイドアプリを作り、
そのアプリがヒットして、
毎月数万円の副収入がある。

この現実、驚かされるでしょ。

しかも、そのアプリが目覚まし時計だし!(笑)

こう言っては何ですが、
目覚まし時計は、
サンプルアプリにも出てくるくらいだし、

そんなアプリを自分なりに作って、
副収入が数万円あるなら、

「自分もやってみたい」って、
誰だって思いますよね。

そこで、まず、
その座談会で盛り上がった話題は、

そういう個人でも開発できる
普通のアプリでも売れるのか?
ということ。

結論から言うと、
(スマホアプリ関連の人もいたし、色々話してみると)

どうやら、機能が優れているアプリよりも、
発想がユニークな個人アプリのほうが売れるらしい
という事にはなったのですが・・・・・

じゃあ、ユニークな発想ってどうやって出すのか?と。

「う~ん」

皆、首をかしげて、
ここで詰まってしまう。

でもね、この直後、
その座談会の現場で我々は、
まさにヒントとなる衝撃を目の当たりにするのですが、

話を続けますね。

「う~ん」とうなっても、
ヒットの法則なんてわからないし、ひとまず
Mさんには今後の展開を続けて話してもらった。

Mさんは、バイク(の爆音)も好きだけど、
「映画も好き」ということで、

ちなみに、その映画とは、
ハリウッド映画のようなメジャー映画じゃなくて、
独立系のマニアックな映画。

——————————————–
ちなみに、こんなサイトを作ったそうです。
http://indiemovie.jp/

——————————————–

そんなマニアックな映画を紹介するサイトとアプリを作り、
それを報酬に結びつけたい、と。

そんなことを熱ーく語ってくれた。

で、参加者から、
「どんな映画があるんですか?」
と質問があると、

Mさんは、ますますヒートアップして熱く語り続ける。

もしかして、普段は語る相手もいないのか?(苦笑)

水を得た魚のごとく、乗りに乗って、
マニアックな映画の話をバンバン始めたのですが・・・・

「あっ、まずい」

私は司会者として、皆が
しらけだした雰囲気を感じたんですね。

マニアックになるほど、
話している本人は夢中になって気づかない。

この会の参加者は、
映画の話を聞きにきたわけでないので、

(私は司会者として)
話題を元に戻さないといけない。

そう思った矢先のことでした。

「私、買います」

一人の女性参加者が、突如叫んだのです。

???

一瞬、場に衝撃が走った。

「私も、そういう映画が大好きでツボにはまりました」
「私、いくらでも買います」

彼女は、こう続けたのです。

まじかあ(笑)?

そうなのです。

皆がしらけ始める中、目を爛々と輝かせ、
一人だけ反応しまくっている女性がいた。

この予想外のハプニングで、
期せずして、皆が得心した。

つまり、アンドロイドアプリをはじめとする、
ネットの世界では、

ほとんどの人が「まじかあ?」と思っても、
1人だけ「買います」と宣言すれば、

それは売れる。

あの目覚まし時計だって、
よくよく聞いてみると、

最初、YouTubeで冗談半分で予告した時に

「そんなアプリあったら、買います」

と熱烈なラブコールを送ってくれた人がいたとのこと。

おそらく、あの座談会の出席者10人で
多数決をとったら、9対1で否決される世界。

でも、たった1人が、
「私、買います」と手をあげてくれる世界。

その1人を大事にすると、
売れるアプリにつながっていく。

まさに、そんな現場を
目の当たりにした。

我々も、マニアックだと売れないとか、
周りの人が興味なさそうだと、

モチベーションも萎えるし、
ついつい弱気になってしまう。

でもね、むしろ逆なのでは?

周りが全く興味なさそうでも突き進む。
そして、たった1人を見つける。

かなりの精神力が必要ですが(笑)、

そこに集中すると、
何か突破口があるような気がします。

以上、そんな座談会報告でした。

他にも話したいことありますが、
今日はこのへんでね。

———————————————–
メルマガ購読は、こちらから
(登録後、解除する場合は、メルマガ内の解除クリックから簡単に解除できます)


 


※登録後、確認メールが届きます。
※このブログ以外の面白い話満載です。
———————————————–

このブログの簡単な感想・ご意見はこちらから
[contact-form-7 404 "Not Found"]

———————————————–

技術者のプライドと再現性、性善説と大きな代償

サーチマン佐藤です。
こんにちは。

今、いわゆる
STAP細胞の論文ねつ造事件が
世間を賑わしていますね。

信じられない事件ですが、
我々の業界にも「同じ」ことがある・・・

そんな悲しいお便りも頂いたりして。

今日は、お互いに身を引き締める意味で、
一緒に考えてみましょう。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【再現性】技術者にとって一番大事なこと
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

まず、今回の事件、
我々の業界と何が「同じ」かと言うと、

・・・例えば、

我々はシステム開発して、テストして、
お客さんに納品しますよね。

当然、納品前には、
「テスト合格」のテスト仕様書も作成し、
お客さんに提出する。

しかし、イザ動作させると、
「テスト合格」なのに、何故か動かない(再現しない)。

おかしいと思って、よくよく確認してみると、
テスト仕様書はコピペで作られているし、
テスト自体も思い込みでOKが入っている(ように見える)。

で、テスト担当者に問いただしてみると、

「STAP細胞はあります」
(テスト仕様書は書きました)

と泣きながら答える。

おいおい(苦笑)。

まあ、もしかして本当に
「見た」という事実があったかもしれないけど、

それは、キャッシュか何かが残っていて
(ES細胞が残っていて)

再現性がないのに
(テストとしてはNGなのに)、

テストがOKと思い込み、
書類だけ作る。

そっくりでしょ。

他人事じゃないよ(笑)

————————————–
※ちなみに、
システムのキャッシュをクリアして
テストすることはテストの初歩ですからね。

新人のみなさん覚えておきましょう。
(意味不明の人は、先輩に聞いてね)
————————————–

で、今回の事件では、

「理研の残っているデータを確認すべき」
「小保方さん可哀想」
「研究は、そもそも性善説でいいのか?」

という議論もあるようですが、
残っているデータを確認しても意味がない。

データ自体の作成過程が不明だし、
最悪ねつ造かもしれない。

じゃあ、何が大事かと言うと、
我々技術の世界と同じで、
(科学の世界も)

「再現させること」

これ一点に尽きます。

この一点のみ、
小保方さんが挽回の可能性がある。

なのに、彼女が(意図的に?)
「悪意があったかどうか」と論点を切り替えているのは、
弁護士の入れ知恵なのか、
本当は自信がないのか、そもそも嘘なのか、

そこはよくわかりませんが、
そういう戦略で、そういう論点にするなら、
訴訟になったら理研に勝てるかもしれない。

まあ、余談はいいでしょう。

この事件を通して、
我々技術者が再認識すべきこと。

それは
「再現性」。

厳しい言い方ですが、
技術者だったら、

「一生懸命やりました」
「悪意はありません」

なんて言い訳は通りません。

全部更にして、全部ゼロにして、
アナタの手の中で再現できるかどうか?

そもそもシステム作りは、
仕様書通りに「再現」させることですからね。

そこに我々のプライドがあるわけだし、
再現させてこそ技術者です。

まずは、この基本を思い出し、
お互い肝に銘じましょうね。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【性善説】大きな代償
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

で、次なのですが、
技術者(科学者)は性善説でいいのか?という話です。

まず、読者からの悲しいお便りをお読みください。
—————————————————–

今日も朝からアプリケーションエラーになったと連絡が。

ん?・・・おいおい、それって
テストOKって言っていた部分じゃない・・・

それも、こちらにテスト環境が無いので
我々がテストしますって言ってた部分でしょ。

全くテストしていなかった模様
(涙・・・・もう涙も枯れていますが(^^;)

マネージャは、社内の会議に出す進捗工程表が「命」で、
そこで働く人達は、マネージャに睨まれないようにすることが「命」で、

テストしてもいないのにテストOKとして
工程表がオンスケジュールになっている事を優先していたことが発覚
・・・・

—————————————————–

本当に悲しいでしょ。

確信犯的に「ねつ造」してしまうこと。
それが一番を悪いこと(←ここ重要)
と思ってないこと。

そして、「ねつ造」は将来的には、
大きな代償を払うと知らないこと。

これは、最近の風潮なんですかね?

と言うのは、
私はゴルフが好きなのですが、
数年前、「中西雅樹」というプロゴルファーがいました。
(ご存知の人も多いでしょう)

アマチュア時代の成績は申し分なし。

「石川遼」や「松山」なみに期待されていたのですが、

プロ宣言した年の
日本オープンの予選で、
(ぎりぎり落選だったので)

なんと彼は、
消しゴムでスコアを消して書き直し、
過少申告して提出した。

で、同伴競技者の訴えで、
あっさりバレて、ほぼ永久追放です。

ゴルフ界のSTAP事件ともいえる、
衝撃的な事件でした。

彼は、
「悪意はなかった」
「意図的なスコア改ざんとみなされ、信じられない」
とコメントを残していますが、

どこかで聞いたセリフ。

後年、韓国のプロゴルフに参戦しようとしましたが、
その事件を聞いて、韓国にも断られた。

本当に大きな代償です。
一生を棒にふっています。

ご存知のように、
ゴルフは紳士のスポーツ。

「スポーツなのに、審判がいない」ので、
各ゴルファーは性善説にたってプレーする。

ルールの前にマナーがある。

だから、ゴルフのいい指導者は、
スイングの前に、マナーを徹底的に教え込む。

前述の中西プロは、
いいい指導者に恵まれなかったとも言えるのですが、

その代償は、永久追放。

我々だって同じです。
我々も性善説で仕事しています。

システム開発する時、
各工程、各機能を分担して、
相手を信じてシステムを作り上げていく。

「できた」と嘘を言っても、
どこが不具合なのか、いつかは必ずバレるので、

性善説にならざるを得ない。

それが大前提。

なのに、最近の風潮なのでしょうか。

テストしてないのに、テストOK??

絶対にバレるし、責任追及されるし、
代償として、人間失格の烙印も押される。

性善説の世界ほど、その代償は大きい。

「まずはマナーを身につける」って情けない話ですけど、
ゴルフのいい指導者が、
まずはマナーを徹底的に教えるのと同様、

我々の業界も(理研もか?)
まずはマナーを教える時代かもですね。

お互いに、身を引き締めましょう。

以上、最近のニュースを聞いて、

技術者のプライドと再現性、
性善説と大きな代償

まとめて考えてみました。

ではでは、またお会いしましょう。
ありがとうございました。

●追伸
「性善説の世界ほど、その代償は大きい」
と言いましたが、

性悪説の世界で
「ねつ造」が蔓延している某国では、
その代償は小さいです。

でも、そういう世界は、
社会的なコストが大きくなる。

どっちがいいでしょうか?

●追伸2
このメルマガが、
まさか炎上につながるとは・・・(苦笑)

———————————————–
メルマガ購読は、こちらから
(登録後、解除する場合は、メルマガ内の解除クリックから簡単に解除できます)


 


※登録後、確認メールが届きます。
※このブログ以外の面白い話満載です。
———————————————–

このブログの簡単な感想・ご意見はこちらから
[contact-form-7 404 "Not Found"]

———————————————–