月別アーカイブ: 2013年12月

派遣労働は3年で打ち切りの話と、本当の危機とは

サーチマン佐藤です。
こんにちは。

先週、来年の国会で、

「労働者派遣法」

が改正されるって発表がありましたね。

知っていましたか?

この法律改正、我々IT業界にも
大きな影響があるので、
今日は、その辺のこと話しておきましょう。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【派遣法】派遣は3年で打ち切りが一番の変更点
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

まず一番の大きな変更点は、

「派遣労働は3年で打ち切り」

ということ。
(ついに決定してしまった)

例えば、今、
アナタが「SEの派遣」で働こうと思ったら、
どこかの派遣会社に登録して、
「派遣先」の会社を探してもらいますよね。

で、「派遣先」の会社が見つかれば、
アナタは派遣会社経由で派遣され、

その「派遣先」会社の指示に従って働く。

今まで、
そこに期限はなかったのですが、
今後は、

3年で打ち切りです。
(ここ重要!)

だから、
アナタが派遣で働いていて、

「俺、今の仕事に慣れているから、
しばらくは、このまま同じ仕事がしたい」

と言っても、もう無理。
次の人に、交代です。

それが新しい法律。

仮に、交代しないで
同じ仕事を続けるためには、
アナタは、

「正社員」

になるしかない。
(もちろん、なれればですが)

派遣先の会社でもいいし、
派遣元の会社でもいいですが、

とにもかくにも、

「正社員」

にならなければ、
同じ仕事を続けることができない。

そんな法律になります。

まあ、厚労省としては、
無理やり法律を作ってでも、

「派遣を正社員にすれば、ハッピーだろ」

と単純に思っているようですが、
はたして、うまくいくでしょうか?

私は、うまくいかないと思いますけどね。
(余計なお節介だと思います)

企業の経営者にしたら、
その派遣さんに相当な能力があるなら別ですが、
派遣がダメなら、時給の安い
アルバイトやパートを増やすだけ。

それで乗り切るのではないでしょうか。

現に、民主党政権下でも、
派遣法は強化されてきましたが、

日本人材派遣協会(社団法人)が
2013年6月6日に出した調査によると、

増えているのは、正社員でなくて、
アルバイトやパートですからね。

イソップ童話の
「北風と太陽」の話の通り、

法律をどんどん強化しても
(北風をビュンビュン吹きまくっても)

経営者は身構えて、
コートをギュッと締めるのみ。

現状の法律では、経営者は、
正社員を簡単には解雇できないわけで、
(↑これも北風の一種)

先行きが不透明な時代に、
よっぽど優秀でなければ、
そう簡単に正社員を増やすわけがない。

むしろ逆に、
経営者に対して(太陽を当てて)
正社員を簡単に解雇できる

法律を作ったほうが、
正社員が増えるのではないでしょうか?

今と全く逆の発想ですけどね。

まあ、そもそも、
私に言わせれば、

「正社員」だけが本当に幸せなのか?

という根本的な疑問がありますけど。

だって、メディアをはじめ、
あまりにも
「正社員は、ハッピー」
「派遣は、不幸」

というレッテルが強すぎる気がするし、

そのレッテルに、
厚労省も迎合しすぎだと思うし、
親世代も口うるさく言ってくるしで、

もう、うんざり(苦笑)。

人によって幸せは違うし、
自分なりの幸せはないのか?と。

まあ、しかし、私も
口で言っても仕方がないので、

来年になったら、
「自立するSE」の勉強会を開催して、
そのレッテルを打破する
行動をおこしてみるんですけどね・・・

・・・閑話休題。

すみません。
ついつい、自分の思いばかりを書いてしまいました。

話題を戻しましょう。

とにもかくにも、
来年の国会で、

「労働者派遣法」

が改正されます。

我々の業界にも影響がありますし、
身近に派遣で働いている人にも影響があるので、
注目しておきましょうね。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【危機】鵜呑みにして、自分で情報にあたらないこと
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

で、次の話題です。

最近、「本当の危機とは何か?」について、
言及しておきたくなりました。

と言うのは、国会で
「特定秘密保護法」が成立しましたね。

メディアで大騒ぎになったので、
ご存知の方も多いことでしょう。

で、私の周りにも、この法律に対して
熱い思いを持っている人がいたんですね。

(ある席で、その熱い思いを聞いてしまった)

「賛成」「反対」は敢えて言いませんが、
国の大事を左右する法律ですからね、
熱くなるのは、大いに結構なこと。

でね、その人、
それだけ熱い思いを持っていたので、
私も質問してみたんですよ。

「条文のどこが○○ですか?」と。
(○○には「賛成」か「反対」が入る)

そしたらね、その人、
あれだけ熱い思いを持っているのに、
(特定秘密保護法の)
条文も読んでないことがわかってしまった(苦笑)

どうやら、メディアかネットか知りませんが、
人の意見をそのまま鵜呑みにして、

そのまま、エキサイティングしている(苦笑)。

よくもまあ、自分で情報にもあたらないで、
簡単に熱くなれるものだと思うし、

こういう人が宗教に走るのかな?
とも思いましたが、

でもね、これこそ、よく考えたら、
本当の危機なのでは?

つまり、あの法律云々よりも、
自分で調査したり、検証しないで、
簡単に賛成、反対の立場をとってしまうこと。

こういう人が増えてしまっていることこそが、
本当の危機。

我々の業界にもいるでしょ。

ろくに自分で調べたり体験もしないで、
人や他社からの受け売りで、
「このシステムはいい」と言っているコンサルとか(苦笑)。

・・・で、トラブルと。

あとは、例えば、
システムにエラーがあると、
すぐに「動きません」という人も同様かな。

システムにしても、エラーにしても、
我々は技術者なので、

少なくとも、
「何をやったら、どういう結果になった」
と調べるべきではないでしょうか。

自分で調べたり体験もしないで、
ただ、その現象に流されたり、
人の言ったことだけを
鵜呑みにしてしまう人が多くなっているような。

そんな人が多くなることこそが
本当の危機なのでは?

まあ、確かに
現象や人から聞いた情報を横流しするのって、
すごく「楽」なんですけどね。

でもね、IT業界に限らず、
社会人の当然の態度として、

「まずは、自分なりに調べる」

その態度にこそ、
アナタの価値の源泉があるわけだし、

その価値の集積こそが、業界や社会、
国を健全な方向に導くのでは、と。

すみません、偉そうなこと言いましたが、
「楽」したい自分を叱咤激励する意味でも、

今日は、そんなこと思いました。

ではでは。

またお会いしましょう。
ありがとうございました。

———————————————–
メルマガ購読は、こちらから
(登録後、解除する場合は、メルマガ内の解除クリックから簡単に解除できます)


 


※登録後、確認メールが届きます。
※このブログ以外の面白い話満載です。
———————————————–

このブログの簡単な感想・ご意見はこちらから

お名前 (できれば)

メールアドレス (できれば)

メッセージ本文

———————————————–