たった1人が手をあげてくれる世界

サーチマン佐藤です。
おはようございます。

晴れた日曜日の朝、
気持ちいいですね。

先週、私たちは、
「ふつーの技術者が普通のアプリで収入を得た話をしよう」
という座談会を行ってきました。

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※関連話は下記参照

アンドロイド技術、個人的な報酬を得た話

アンドロイドアプリで個人収入を得るための大前提は?

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今日は、その時の話を少し。

仮に、その収入を得ている、
ふつーの技術者をMさんとしておきましょう。

Mさんからは、
これまでの業務経験、開発経緯、
会社とプライベートの時間の使い分け、
副収入の喜び、昂揚感・・・・等々。

色々と話して頂いたのですが、
まず驚かされたのは、

Mさんは業務上、
全くJavaの経験もないし、
もちろんアンドロイドの経験もないし、

プログラムもほとんど書いたことがなかったこと。

それなのに、
全て独学で勉強してアンドロイドアプリを作り、
そのアプリがヒットして、
毎月数万円の副収入がある。

この現実、驚かされるでしょ。

しかも、そのアプリが目覚まし時計だし!(笑)

こう言っては何ですが、
目覚まし時計は、
サンプルアプリにも出てくるくらいだし、

そんなアプリを自分なりに作って、
副収入が数万円あるなら、

「自分もやってみたい」って、
誰だって思いますよね。

そこで、まず、
その座談会で盛り上がった話題は、

そういう個人でも開発できる
普通のアプリでも売れるのか?
ということ。

結論から言うと、
(スマホアプリ関連の人もいたし、色々話してみると)

どうやら、機能が優れているアプリよりも、
発想がユニークな個人アプリのほうが売れるらしい
という事にはなったのですが・・・・・

じゃあ、ユニークな発想ってどうやって出すのか?と。

「う~ん」

皆、首をかしげて、
ここで詰まってしまう。

でもね、この直後、
その座談会の現場で我々は、
まさにヒントとなる衝撃を目の当たりにするのですが、

話を続けますね。

「う~ん」とうなっても、
ヒットの法則なんてわからないし、ひとまず
Mさんには今後の展開を続けて話してもらった。

Mさんは、バイク(の爆音)も好きだけど、
「映画も好き」ということで、

ちなみに、その映画とは、
ハリウッド映画のようなメジャー映画じゃなくて、
独立系のマニアックな映画。

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ちなみに、こんなサイトを作ったそうです。
http://indiemovie.jp/

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そんなマニアックな映画を紹介するサイトとアプリを作り、
それを報酬に結びつけたい、と。

そんなことを熱ーく語ってくれた。

で、参加者から、
「どんな映画があるんですか?」
と質問があると、

Mさんは、ますますヒートアップして熱く語り続ける。

もしかして、普段は語る相手もいないのか?(苦笑)

水を得た魚のごとく、乗りに乗って、
マニアックな映画の話をバンバン始めたのですが・・・・

「あっ、まずい」

私は司会者として、皆が
しらけだした雰囲気を感じたんですね。

マニアックになるほど、
話している本人は夢中になって気づかない。

この会の参加者は、
映画の話を聞きにきたわけでないので、

(私は司会者として)
話題を元に戻さないといけない。

そう思った矢先のことでした。

「私、買います」

一人の女性参加者が、突如叫んだのです。

???

一瞬、場に衝撃が走った。

「私も、そういう映画が大好きでツボにはまりました」
「私、いくらでも買います」

彼女は、こう続けたのです。

まじかあ(笑)?

そうなのです。

皆がしらけ始める中、目を爛々と輝かせ、
一人だけ反応しまくっている女性がいた。

この予想外のハプニングで、
期せずして、皆が得心した。

つまり、アンドロイドアプリをはじめとする、
ネットの世界では、

ほとんどの人が「まじかあ?」と思っても、
1人だけ「買います」と宣言すれば、

それは売れる。

あの目覚まし時計だって、
よくよく聞いてみると、

最初、YouTubeで冗談半分で予告した時に

「そんなアプリあったら、買います」

と熱烈なラブコールを送ってくれた人がいたとのこと。

おそらく、あの座談会の出席者10人で
多数決をとったら、9対1で否決される世界。

でも、たった1人が、
「私、買います」と手をあげてくれる世界。

その1人を大事にすると、
売れるアプリにつながっていく。

まさに、そんな現場を
目の当たりにした。

我々も、マニアックだと売れないとか、
周りの人が興味なさそうだと、

モチベーションも萎えるし、
ついつい弱気になってしまう。

でもね、むしろ逆なのでは?

周りが全く興味なさそうでも突き進む。
そして、たった1人を見つける。

かなりの精神力が必要ですが(笑)、

そこに集中すると、
何か突破口があるような気がします。

以上、そんな座談会報告でした。

他にも話したいことありますが、
今日はこのへんでね。

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