社会系」カテゴリーアーカイブ

誤解しないでくださいね。労働効率と幸せの議論ですよ

サーチマン佐藤です。
こんにちは。

昨日のメルマガ
「どっちが幸せ?アナタはどっちの仕事のやり方を選ぶ?」で、

アンケートをお願いしましたね。

—————————————-
どっちが幸せ?アナタはどっちの仕事のやり方を選ぶ?
—————————————-

まだアンケート集計には早いのですが・・・・・・

それよりも大変!

だって、読者からのお便りを拝見すると、
やっぱり誤解している人も少なからずいるような。

いやはや、
私の言葉足らずで本当に申し訳ないですが、

でも、誤解されたままでは、
私も悲しい。

そこで、今日は緊急的にもう一度、
今回の一連のメルマガについて、
私の趣旨を伝えさせてくださいね。

では、いってみましょう。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【議論】時間報酬か成果報酬かじゃなくて、効率と幸せの議論
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

えっと、繰り返しますが、
今回私が言いたいのは、

時間報酬がいいのか、
成果報酬がいいのか、

という議論じゃないですからね。

私が問題にしたいのは、労働効率の話。
(仕事のやり方と言ってもいい)

さすがに昨日のメルマガでは、
そんな反論はないと思っていたのですが、

————————————————-
時間給で働きたい人もいます
————————————————-
という反論意見がまだ来ます。

あと、こんなお便りもありました。
————————————————-
システム開発するにあたって、
機械的な作業ってないでしょうか?

それを任せて作業して貰うところが、
時間を売っている人たちの仕事にならないでしょうか?

一定の時間(納期)を決めて、
一定量の作業をお願いする。

これがまさに時間給ですよね。

契約自体、一定の時間運用、保守、監視・・・・。

システム開発の請負ばかりでは無理です。
時間給的なところは必要と思います。

————————————————-

こんな意見も、チラホラ。

もしかして、
「サーチマンは、時間給を否定している」
と思っているようでしたら、

それは誤解ですよ。

私は時間給やルーチン作業を否定しているわけじゃくて、
やり方や効率を問題にしたいのです。

例えば、保守の仕事ですが、
以前、私はある会社のシステムを保守していました。

その社長からは、
「週一回来てくれ」と言われたし、
週一回行けば報酬もよかった。

でもね、私は時間が惜しかったので、

報酬は少なくなってもいいからと伝え、
その会社のセキュリティ方針も変更してもらって、

リモートで保守させてもらいました。

まあ、変更と言っても、
IPで穴あけて、私だけリモート接続できるようにしただけですが・・・(笑)

でもね、たったそれだけですが、
私にとっては、(報酬は少なくなっても)

時間に拘束されずに、場所も関係なく、
好きな時に仕事ができる状態になった。

そう。

今までの「やり方」を少し変更すれば、
同じ仕事やるにしても、

「自由」というご褒美がもらえる。

このご褒美、幸せなのでは?
と問いたいのです。

(だから、アンケートしたのです)

それとね、
「成果主義の信奉者ですか?」
という意見もチラホラあったのですが、

その中で一番悲しかったというか、
少し意味不明な意見がこちら。

————————————————-
誰だって自由気ままに暮らせたらいいと考えるでしょう。

能力があるなら、
成果主義の会社でもフリーランスでもやればいい。

成果主義は、実質賃金を下げる改悪にしかなりません。

(成果主義は)
移民推進(外国人労働者は移民です)と
一貫した賃金抑制です。

成果主義が広がることによる
弊害の想像力が足りていないのでは?

————————————————-

なんと、私は、
成果主義を強調し、実質賃金を下げ、
外国移民を推進する
想像力の足りない人と
思われてしまったらしいのですが・・・・・・・(涙)

あのー、この意見を送ってくれた方、
心当たりがあると思いますので、

何故、こういう論理になるのか、
少し説明して頂けますか。

もう少し議論を深めたいです。

と言うのはね、特に、
「外国の移民を推進する」という所が全く逆で、

私としては、
今、政府で検討されている
「労働力が足りないなら、移民を入れよう」
という政策には反対なのです。

特に中国系の移民を日本に受け入れたら、
文化も価値観も違うので、
国が混乱に陥ると思うし。

だから、
安易に移民の話をするんじゃなくて、

労働力が足りなかったら、
まずは日本で余っている労働力の
効率活用する議論をすべきだと思うんですね。

例えば、先日私は、勉強会の取材で、
「子育てしながら自宅で仕事している主婦」
にインタビューしたのですが、

その女性は、100%時間を思い通りに使い、
企業から普通に受注して、
高い収入を得ているのです。

もし、今までのように
「勤務時間は会社」というルールだったら、
その女性は、働く機会を失っていたでしょう。

それこそ、労働力不足のほうに振り子がふれて、
移民という話になってしまう。

そうじゃなくて、仕事のやり方を変えて、
埋もれた労働力を発掘し、

そして各人は、
自由な時間も得ることができる。

そっちに振り子をふりたいし、
我々の業界は、
「それができる」と言いたいのです。

※もちろん、全部の仕事とは言いませんよ。

「できる」と言うと、すぐに細かい事例をあげて、
「この仕事は無理です」と反論される方もいるのですが、
all or nothingの議論ではありませんので。一応。

でもね、そっちに振り子をふった場合、
一つ確認しておくことがあって、

工夫して
自由な時間を得ることができても、

「そもそも、俺は自由が嫌いだ!」

と言う人が多いなら、
全く意味ないですよね。

だから、その大前提を確認する意味で、
昨日のメルマガでは、

「自分でスケジュール決めて仕事したいですか?」と、

アンケートをお願いしたのです。

そのアンケート結果で、
自分でスケジュール決めて仕事したい人が多数なら、
「じゃあ、仕事のやり方を工夫しよう」って話につながる。

そういう論理の地固めのメルマガだったのです。

よろしいですよね。

まあ、まだまだ言葉足らずかもですが、
もちろん今後も、
質問・意見は聞きますし、

オープンな議論で、
新しい業界の労働倫理を作って、
将来的には、

みんなで幸せになりましょう。
(↑まじですよ!)

ではでは、
上記を踏まえたうえで、
昨日のメルマガ、

「どっちが幸せ?アナタはどっちの仕事のやり方を選ぶ?」

のアンケートをクリック頂けると嬉しいです。

よろしくお願いいたしますね

では、またお会いしましょう。
ありがとうございました。

●追伸
いや、今回のシリーズは反論が多いですねえ。

こんなに反論が多いのは、
今年の春にSTAP細胞のことをとりあげたメルマガ以来でしょうか。

あの時も、「STAP細胞はあります」という反論を
沢山頂いたのですが、

STAPがあるとかないとか、
そんな議論してないつもりだったのですが・・・・・

伝えるって難しいものです。
でも、がんばります。

●追伸2
昨日、NHKで本田圭佑のスペシャルやってました。
その中で彼が、
「批判されたくなければ、行動しなければいい」
「でも、僕はそれは嫌いです」
と言い切っていました。

ちょっと、ジーンときました。
まさに、そう思います。

どっちが幸せ?アナタはどっちの仕事のやり方を選ぶ?

サーチマン佐藤です。
こんにちは。

前回のメルマガ
「手段が目的になった?勤務時間と幸せの関係」ですが、

沢山の感想を頂いています。

—————————————-
※「手段が目的になった?勤務時間と幸せの関係
—————————————-

あまりに沢山頂いたので、
全てに返信できていないのですが、
全部読んで参考にしています。

本当に本当にありがとうございます。

でもね、少々図々しいかもですが、
今後もじゃんじゃんと感想送ってくださいね。

その感想がメルマガのエネルギー源。

エネルギーがないと、
私も枯れてしまいますので。
(けっこう弱いんです、実は。テヘ)

どうか、よろしくお願いいたします。

さて。

そんな沢山の感想ですが、
今回は賛否両論、反論も多いですねえ。

まずは、典型的な反論をみておきましょう。

——————————————————-
成果主義を求める気持ちもわかりますが、
時間給ベースの報酬はあってもいいと思います。

時間ベースの報酬で、
まずは食い扶持を確保したいです。

——————————————————-

こんなお便りがありましたが・・・・・

「それは、アナタの社長と相談してくださいね」
と言いたくなりました(笑)。

いやいや、もちろん気持ちはわかりますよ。
誰だって、食い扶持は確保したい。

でも、そもそも、
「時間給ベースの報酬」って、

誰が保証するのでしょうか?

お客さん?
もしくは社長?

成果は出なかったけど、
「時間が経ったから、報酬払うよ」と保証できる
お客さんや社長がいるでしょうか。

まあ、短期的にはいるかもですが、
長期的には経済原則が効いてきて、
そんな状況は維持できない。

そう。

だから
勘違いしないで欲しいのですが、

前回のメルマガで
私が伝えたかったのは、

成果主義がいいのか、
時間主義がいいのか、

という議論じゃないです。

そうじゃなくて、
お客さんに成果を届けるのは当たり前であって、
その仕事のやり方が、

今までの「勤務時間を守る」という労働倫理のままで、
お客さんも経営者も、そして我々も、

ハッピーになれるのか?

もっとハッピーになるために、
三者の新しい妥協点があるのでは?

という議論を伝えたかったのです。

今は、たまたま
工業社会の流れできているから、

法律も常識も、
「勤務時間」という概念があって、
一見もっともらしく聞こえるけど、

時代は変わりつつある。

ネット、特にスカイプの影響が大きいのですが、
時間も場所も関係なく、
自由に仕事はできるようになってきた。

だとするなら、
素直にそっちの議論をすればいい。

なのに・・・・

厚労省、特に某マスコミは、
「残業代ゼロは、奴隷の道」とか、

全くピント外れで騒ぐから、
私も、一人でカリカリきて、
こうしてメルマガにしちゃうわけですよ(笑)

お金は天から降ってこない。

お客さんや経営者からみたら、
強制的に残業代払うしかないなら、

社員の単価下げるか、
社員そのものを雇うことをやめて、
テンポラリーの人材派遣を使うだけ。

粗悪なソフトやトラブルが増え、
むしろ逆の方向に振り子はふれる。

そもそも人間の幸せは、
お金ばかりではない。

会社が無駄に拘束している
「時間」という資源を解放することで、

社員は自由な時間を手に入れ、
会社は無駄なお金を払う必要がなくなる。

自由な時間は、
自分でスケジュールを組み、

仕事のあいまに、
家事や趣味をいれてもいいし、
副業をやってもいい。

今後の日本はTPPも原発も、
そして安全保障や外交も、
全部重要な問題で、
しっかり議論する必要がありますが、

でも、
今のアナタの幸せに
直接的にすぐに影響する問題は、
「労働行政」です。

厚労省もマスコミも
しっかり議論して欲しいですが、
ちょっと期待できないので、

かなり傲慢ではありますが(笑)、
お便りを見る限り要望も多いようなので、

私のほうでも議論を進めてみようかなと。

そこで、アナタにも少々お願いがあります。

私は、同じ仕事量、同じ給料だったなら、
会社で拘束されて仕事するよりは、

自分でスケジュール組んで
仕事したほうが幸せと思うのですが、

そもそも、この感覚は、
アナタにとってどうなのでしょうか?

まずは、のこのへんから確認させてください。

「能力ないから無理です」って話じゃなくて、
どっちが幸せなのか?って問いをしたいので、

どっちにでもなれる能力があるとしたら、
朝起きて、アナタは、どっちを選ぶか?

私が思っている前提が、
あまりにずれていてると、ボタンの掛け違いになるので、
最後に一つクリックして教えてくださいね。

●アンケート

(朝起きて)
アナタはどっちの仕事のやり方がしたいですか?

会社に拘束されて仕事したい

自分でスケジュール決めて仕事したい

どちらでもない

そのほか

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手段が目的になった?勤務時間と幸せの関係

サーチマン佐藤です。
こんにちは。

先日のメルマガで、
「今後我々はどんな働き方をしたいのか?」を考え、
読者の皆さんにも、ご協力頂きましたね。

(本当にありがとうございます。)

そもそも、
そんな事を考えた直接のきっかけは、

政府の産業競争力会議で、
「労働時間管理を無くす」という話に対して、

厚生労働省は、
方向違いの議論をするし、

ある一部の(過激な)マスコミは、
「残業代ゼロで社員は奴隷になる」と騒ぎ、
議論の余地さえなくしていたから。

私としては、
「もっと根本的に考え、幸せになる方向があるのでは?」
と思うわけで、

今日は少し書き留めてみますので、
よかったら一緒に考えてくださいね。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【労働基準法】そもそも、勤務時間は何なのか?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

どうも、なんというか、
厚生労働省やマスコミは、

—————–
皆が正社員になって、解雇がなくなって、
1日8時間の勤務時間を守って、
残業したら、きっちり残業代が出る

—————–

そんな「社会」を目指していますね。

まあ、マスコミは意図的に騒いで、
売れればいいと思っているだけかもですが、

厚生労働省はマジで、
それが幸せと思っているフシもある。

——————————————————-
※ちなみに、以前のメルマガで、
そんな「社会」でいいのか?と問題提起しました。

派遣労働は3年で打ち切りの話と、本当の危機とは

——————————————————-

まあ、今までの常識やパラダイムからすると、
そういう方向性は当然だと思うし、

官僚は基本的には、
現状維持を望んでしまうので、

仕方がない面もあります。

でもね、
世の中がどんどん変わっているなかで、

変化しないで現状維持しようとすると、
無理がきて、

かえって人を不幸にしてしまう。
特に若い人が犠牲になる。

皮肉な結果になるんですね。

そこで、そもそも
「勤務時間とは何か?」
という所まで戻りたいのですが、

「勤務時間」という概念は、
日本ではせいぜい、ここ100年くらいです。

考えてみてください。

ちょっと前の日本人の多くは、農業やって、
お日様が出たら働いて、疲れたら休んで、
夜がきたら寝る。

そんな生活していたんですね。

当然、勤務時間なんてなかった。

でも、工業化社会になって、
工場で機械が動いて、生産ラインが作られて、

皆が一斉に同じ場所で働く必要性があって、
初めて勤務時間が生まれた。
(↑ここ重要)

結果として、
朝は一斉に集まる。
お昼は一斉に休む。
夕方は一斉に帰る。

夜だけ、ほんの少し自由時間があって、
それでも、なるべく早めに、
明日に備えて寝る。

それが出来ない奴は、駄目な奴。

そんな「労働倫理」が形成されたし、

一方で
工場法、労働基準法も作られ、
過酷な長時間労働も防止されるようになった。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【整理】手段が目的になるとおかしな話に
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

で、もう一回、
目的と手段を整理してみますが、

今までの目的は
「工業製品を大量に作る」ことで、

「勤務時間」は手段でした。

だからね、今でも「工業製品を作る」仕事には、
「勤務時間」の議論があって然るべきだし、
労働基準法も適用すべき。

でもね、我々の業界は、
工業製品を作るわけじゃない。

「ソフト」という知識を作るんでしょ。

目的が違うんですね。
(↑ここ重要)

だったら、どういう手段があるのか?
と考えるべきなんだけど、

すでに
「勤務時間」が目的になっていて、
「勤務時間」を守るためにはどうする?
という議論ばかりしている。

逆でしょ?!

例えば、
「勤務時間だから、会社にいなくちゃいけない」って、
当然のように言いますけど、

良く考えたら変な話で、

会社で無駄に拘束されることによって、
労働者は、無駄な時間を過ごさなくちゃいけないし、
経営者は、無駄なお金を払わなくちゃいけないわけで、

両方とも不幸。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【先遣隊】人間の本能的な欲求への原点回帰
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

我々は工場にいるわけではありません。
知識ワーカーです。

目的が違うのに、
今までと同じ労働倫理を押しつけたら、
無理が出ますよね。

今までの延長で、
いくら「勤務時間」を守っても、

成果が出るわけじゃないし、
労働者が必ずしも幸せになれない。

だとするなら、
相当に勇気がいることだけど、
知識ワーカーとして、
新しい労働倫理を作る時期にきているのでは?

その先遣隊は、
在宅で仕事したり独立している人。

脱藩した浪人が新しい時代を作った
明治維新と同じで、

会社を辞めたフリーターが
新しい時代を作るのかもしれない。

何故なら、彼らは既に答えを出しているから。

勤務時間なんて決めなくても、
一週間に一回集まって打ち合わせして、
普段はネットで連絡とって作業進めて、

いくらでも仕事をまわしている。

アナタの周りにもいるでしょ。

おそらく彼らの中では、

「勤務時間を守る」
という倫理観は全くなくて、

「効率的に仕事する」
という新しい倫理観が第一優先。

(自覚しているかどうかは知りませんが)

仕事自体は、
むしろ厳しいかもしれないけど、

そんな彼らが幸せそうに見えるのは、
スケジュールを自分でたてられるから。

多少の年収の違いがあっても、

朝起きて会社に拘束されて仕事するのと、
朝起きて自由に過ごしながら仕事するのと、

どっちが幸せでしょうか?

人類の歴史上、
「勤務時間を守る」という倫理観は、
たった100年です。

狩猟していた頃なんて、狩りが終われば、
あとはテキトーに遊んでいたわけで、

人間の本能的な欲求への原点回帰かもしれません。

そんな「問いかけ」さえしている気がします。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【幸せ】勤務時間を減らして自由な時間
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今後の日本経済を考えた時、
アナタの給料が劇的に跳ね上がるなんてことは、
もうほとんどありません。

経営側にしたら、
人件費は抑えるしかない。

でもね、会社がアナタを
「無駄に拘束している時間」はいっぱいある。

その時間を解放することによって、
経営者側と労働者と、
お互いに利害が一致して
お互いが幸せになれる妥協点があるのではないでしょうか。

パラダイムを見直すのは、
面倒だし勇気がいること。

本来なら、厚生労働省やマスコミが、
そっちの議論をリードして欲しいのですが、
全く明後日の方向いているので、

我々が自覚して、
今後のIT業界の労働倫理を作っていく。

工業化社会時代の労働倫理を見直し、

自由な時間をどっと手に入れ、
趣味に費やしてもいいし、副業やってもいい。

ゼロベースで見直したら、
時間と言う原資は、まだまだありますし、

我々、技術者や知識ワーカーの幸せって、
(給料が増えなくても)
こっちの方向性で達成できる。

今後、それに備えて準備する方が、

マスコミの尻馬に乗って
後ろ向きの議論するよりは、

よっぽど前向きな気がします。

ではでは、今日はこの辺で。

またお会いしましょう。
ありがとうございました。

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技術者のプライドと再現性、性善説と大きな代償

サーチマン佐藤です。
こんにちは。

今、いわゆる
STAP細胞の論文ねつ造事件が
世間を賑わしていますね。

信じられない事件ですが、
我々の業界にも「同じ」ことがある・・・

そんな悲しいお便りも頂いたりして。

今日は、お互いに身を引き締める意味で、
一緒に考えてみましょう。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【再現性】技術者にとって一番大事なこと
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

まず、今回の事件、
我々の業界と何が「同じ」かと言うと、

・・・例えば、

我々はシステム開発して、テストして、
お客さんに納品しますよね。

当然、納品前には、
「テスト合格」のテスト仕様書も作成し、
お客さんに提出する。

しかし、イザ動作させると、
「テスト合格」なのに、何故か動かない(再現しない)。

おかしいと思って、よくよく確認してみると、
テスト仕様書はコピペで作られているし、
テスト自体も思い込みでOKが入っている(ように見える)。

で、テスト担当者に問いただしてみると、

「STAP細胞はあります」
(テスト仕様書は書きました)

と泣きながら答える。

おいおい(苦笑)。

まあ、もしかして本当に
「見た」という事実があったかもしれないけど、

それは、キャッシュか何かが残っていて
(ES細胞が残っていて)

再現性がないのに
(テストとしてはNGなのに)、

テストがOKと思い込み、
書類だけ作る。

そっくりでしょ。

他人事じゃないよ(笑)

————————————–
※ちなみに、
システムのキャッシュをクリアして
テストすることはテストの初歩ですからね。

新人のみなさん覚えておきましょう。
(意味不明の人は、先輩に聞いてね)
————————————–

で、今回の事件では、

「理研の残っているデータを確認すべき」
「小保方さん可哀想」
「研究は、そもそも性善説でいいのか?」

という議論もあるようですが、
残っているデータを確認しても意味がない。

データ自体の作成過程が不明だし、
最悪ねつ造かもしれない。

じゃあ、何が大事かと言うと、
我々技術の世界と同じで、
(科学の世界も)

「再現させること」

これ一点に尽きます。

この一点のみ、
小保方さんが挽回の可能性がある。

なのに、彼女が(意図的に?)
「悪意があったかどうか」と論点を切り替えているのは、
弁護士の入れ知恵なのか、
本当は自信がないのか、そもそも嘘なのか、

そこはよくわかりませんが、
そういう戦略で、そういう論点にするなら、
訴訟になったら理研に勝てるかもしれない。

まあ、余談はいいでしょう。

この事件を通して、
我々技術者が再認識すべきこと。

それは
「再現性」。

厳しい言い方ですが、
技術者だったら、

「一生懸命やりました」
「悪意はありません」

なんて言い訳は通りません。

全部更にして、全部ゼロにして、
アナタの手の中で再現できるかどうか?

そもそもシステム作りは、
仕様書通りに「再現」させることですからね。

そこに我々のプライドがあるわけだし、
再現させてこそ技術者です。

まずは、この基本を思い出し、
お互い肝に銘じましょうね。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【性善説】大きな代償
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

で、次なのですが、
技術者(科学者)は性善説でいいのか?という話です。

まず、読者からの悲しいお便りをお読みください。
—————————————————–

今日も朝からアプリケーションエラーになったと連絡が。

ん?・・・おいおい、それって
テストOKって言っていた部分じゃない・・・

それも、こちらにテスト環境が無いので
我々がテストしますって言ってた部分でしょ。

全くテストしていなかった模様
(涙・・・・もう涙も枯れていますが(^^;)

マネージャは、社内の会議に出す進捗工程表が「命」で、
そこで働く人達は、マネージャに睨まれないようにすることが「命」で、

テストしてもいないのにテストOKとして
工程表がオンスケジュールになっている事を優先していたことが発覚
・・・・

—————————————————–

本当に悲しいでしょ。

確信犯的に「ねつ造」してしまうこと。
それが一番を悪いこと(←ここ重要)
と思ってないこと。

そして、「ねつ造」は将来的には、
大きな代償を払うと知らないこと。

これは、最近の風潮なんですかね?

と言うのは、
私はゴルフが好きなのですが、
数年前、「中西雅樹」というプロゴルファーがいました。
(ご存知の人も多いでしょう)

アマチュア時代の成績は申し分なし。

「石川遼」や「松山」なみに期待されていたのですが、

プロ宣言した年の
日本オープンの予選で、
(ぎりぎり落選だったので)

なんと彼は、
消しゴムでスコアを消して書き直し、
過少申告して提出した。

で、同伴競技者の訴えで、
あっさりバレて、ほぼ永久追放です。

ゴルフ界のSTAP事件ともいえる、
衝撃的な事件でした。

彼は、
「悪意はなかった」
「意図的なスコア改ざんとみなされ、信じられない」
とコメントを残していますが、

どこかで聞いたセリフ。

後年、韓国のプロゴルフに参戦しようとしましたが、
その事件を聞いて、韓国にも断られた。

本当に大きな代償です。
一生を棒にふっています。

ご存知のように、
ゴルフは紳士のスポーツ。

「スポーツなのに、審判がいない」ので、
各ゴルファーは性善説にたってプレーする。

ルールの前にマナーがある。

だから、ゴルフのいい指導者は、
スイングの前に、マナーを徹底的に教え込む。

前述の中西プロは、
いいい指導者に恵まれなかったとも言えるのですが、

その代償は、永久追放。

我々だって同じです。
我々も性善説で仕事しています。

システム開発する時、
各工程、各機能を分担して、
相手を信じてシステムを作り上げていく。

「できた」と嘘を言っても、
どこが不具合なのか、いつかは必ずバレるので、

性善説にならざるを得ない。

それが大前提。

なのに、最近の風潮なのでしょうか。

テストしてないのに、テストOK??

絶対にバレるし、責任追及されるし、
代償として、人間失格の烙印も押される。

性善説の世界ほど、その代償は大きい。

「まずはマナーを身につける」って情けない話ですけど、
ゴルフのいい指導者が、
まずはマナーを徹底的に教えるのと同様、

我々の業界も(理研もか?)
まずはマナーを教える時代かもですね。

お互いに、身を引き締めましょう。

以上、最近のニュースを聞いて、

技術者のプライドと再現性、
性善説と大きな代償

まとめて考えてみました。

ではでは、またお会いしましょう。
ありがとうございました。

●追伸
「性善説の世界ほど、その代償は大きい」
と言いましたが、

性悪説の世界で
「ねつ造」が蔓延している某国では、
その代償は小さいです。

でも、そういう世界は、
社会的なコストが大きくなる。

どっちがいいでしょうか?

●追伸2
このメルマガが、
まさか炎上につながるとは・・・(苦笑)

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SEは宝の山かも。女性の意見を聞いてみよう

サーチマン佐藤です。
こんにちは。

先日から、

SEは宝の山かも。女性の苦手意識はもったいない。
SEは宝の山かも。女性の苦手意識のアンケート結果

という、まじめな
SEの恋愛系?メルマガを出しています。

この(恋愛シリーズ)メルマガに関しては、
沢山のお便りをもらっていて、

中には、
「サーチマンの講習より面白い」と、

なんとも微妙なのもありましたが
(実は傷ついているかも。苦笑)、

本当にありがとうございます。
感謝です。

あまりにお便りが多くて
個別に返信できていませんが、
(申し訳ないです)

全部読んでいますので、引き続き、
またどんどん送ってくださいね。

さてさて、今回は前回予告した通り、
「女性」からの意見です。

男性諸君、
楽しみですか?

いえいえ、女性の意見は、
甘くないかもですよ(笑)。

では、いってみましょうか。

まずは、こんな意見から。
——————————————–
いわゆるオタクは、
女性との会話というか、
女性がそばにいるだけで、
こわばってる感じがあります。

——————————————–

さらに、こんな意見も。
——————————————–
私のいた会社では話ベタと言うか、
オタク系で話が合わないとか、
ちょっと癖のある
いわゆる「変」な人が多かった。

——————————————–

きっついねえ(笑)。

男性諸君、大丈夫かな?

でも、どん底から立ち直るためにも、
最後にもう一つダメ押しで
(もちろん女性からのお便り)。
——————————————–
新入社員のころ男性の先輩から、
「ドライブに行こう、ぜひ女性の友達も誘ってくれ!」

と言われたので、友人を誘い、
いざドライブへ。。。

(先輩達)男性陣が前の席に座り、
(自分達)女性陣が後の席に座った。

しかし、
前方の先輩(男性)から
友人に声がかかることはなく。。。

友人は「私来てよかったのかな?」と心配げに言い、
誘った私は申し訳なくて(泣)。

結局その日は、車は一緒だけど、
それぞれ会話を楽しんだだけになりました。

先輩方は普段もシャイな感じでしたが、

その日連れて行った友人は
女優のような美人だったので、

余計に気後れしてしまったかも(笑)

——————————————–

「がーっ」
「何をやっとるんじゃー、先輩はー?!」

緊張したのかもだけど、
自分から誘っておいて、

そりゃないでしょ

・・・・と、私まで熱くなりそうです。

いや、
冷静に、冷静に。

まあ、とにもかくにもこんな感じで、実は
「ダメだし」が結構多かった。

ショックですか?

でもね、一方で、
人見知りはともかく、
「優しさ」を評価してくれる女性の声もありましたよ。

紹介していきましょう。

例えば・・・・
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たいてい、みなさん人見知りですね。

始めは声が小さくて、
目を合わせない人も・・・

慣れてきたり、なにかの話が合うと
一気に打ち解けてくれる感じ。

とっつきにくい感じはあるものの、
みなさん優しかったですね。

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おっ、いいぞ(笑)。

他には、こんな意見も。
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仕事柄、理屈っぽい人が多い気がしますが、

確かに女性に対しては
誠実で優しい人が多いのも事実な気がします。

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お~、いいねえ(笑)

さらに、いってみましょう。
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普段苦しい分、
家族や恋人に優しい男性は多いと思います。
家事なども比較的手伝ってくれます。

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結婚相手にも、ばっちり(笑)。

まあ、こんな感じで、
「優しい」って評価も凄く多く・・・・

総じてみれば、
「人見知り」が多いのは事実ですけど、

その「人見知り」を突破すれば、
「優しさ」が見えてきて、

「SEは宝の山」となる。

そんな一つの結論になるような。

ちと、強引過ぎるかな(笑)

ちなみに、以前の
SEは宝の山かも。女性の苦手意識はもったいない。
というメルマガで、

SEの彼氏とつきあっている
「Aさん」という女性を紹介しましたね。

Aさんは、SEの彼氏と付き合い始め、
こう述べています。

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(SEの方が含まれる)
ハイキングやドライブなどは、
何かゲーム感覚で
共通の話題が持てるような男女混合でできる
イベントを用意したほうが盛り上がります。

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優しいなあ。
この気遣い。

惚れる人続出では?

きっと彼氏は幸せだろうなあ。

って、それは置いといて、

この意見にもあるように、
最初の「きっかけ」が重要と、
Aさんは見抜いている。

じゃあ、
「きっかけ」をどうするのか?

「行動すりゃいいじゃん」と、
言うのは簡単だけど、

でも、自分が傷つくのを恐れて
行動できないSE男子(苦笑)。

まあ、そのへんの「きっかけ」の調査を進めていきながら、

一緒に(SEの)宝の山を
掘り起こしていきましょう。

ではでは、また。

ありがとうございました。

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