誤解しないでくださいね。労働効率と幸せの議論ですよ

サーチマン佐藤です。
こんにちは。

昨日のメルマガ
「どっちが幸せ?アナタはどっちの仕事のやり方を選ぶ?」で、

アンケートをお願いしましたね。

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どっちが幸せ?アナタはどっちの仕事のやり方を選ぶ?
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まだアンケート集計には早いのですが・・・・・・

それよりも大変!

だって、読者からのお便りを拝見すると、
やっぱり誤解している人も少なからずいるような。

いやはや、
私の言葉足らずで本当に申し訳ないですが、

でも、誤解されたままでは、
私も悲しい。

そこで、今日は緊急的にもう一度、
今回の一連のメルマガについて、
私の趣旨を伝えさせてくださいね。

では、いってみましょう。

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【議論】時間報酬か成果報酬かじゃなくて、効率と幸せの議論
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えっと、繰り返しますが、
今回私が言いたいのは、

時間報酬がいいのか、
成果報酬がいいのか、

という議論じゃないですからね。

私が問題にしたいのは、労働効率の話。
(仕事のやり方と言ってもいい)

さすがに昨日のメルマガでは、
そんな反論はないと思っていたのですが、

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時間給で働きたい人もいます
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という反論意見がまだ来ます。

あと、こんなお便りもありました。
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システム開発するにあたって、
機械的な作業ってないでしょうか?

それを任せて作業して貰うところが、
時間を売っている人たちの仕事にならないでしょうか?

一定の時間(納期)を決めて、
一定量の作業をお願いする。

これがまさに時間給ですよね。

契約自体、一定の時間運用、保守、監視・・・・。

システム開発の請負ばかりでは無理です。
時間給的なところは必要と思います。

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こんな意見も、チラホラ。

もしかして、
「サーチマンは、時間給を否定している」
と思っているようでしたら、

それは誤解ですよ。

私は時間給やルーチン作業を否定しているわけじゃくて、
やり方や効率を問題にしたいのです。

例えば、保守の仕事ですが、
以前、私はある会社のシステムを保守していました。

その社長からは、
「週一回来てくれ」と言われたし、
週一回行けば報酬もよかった。

でもね、私は時間が惜しかったので、

報酬は少なくなってもいいからと伝え、
その会社のセキュリティ方針も変更してもらって、

リモートで保守させてもらいました。

まあ、変更と言っても、
IPで穴あけて、私だけリモート接続できるようにしただけですが・・・(笑)

でもね、たったそれだけですが、
私にとっては、(報酬は少なくなっても)

時間に拘束されずに、場所も関係なく、
好きな時に仕事ができる状態になった。

そう。

今までの「やり方」を少し変更すれば、
同じ仕事やるにしても、

「自由」というご褒美がもらえる。

このご褒美、幸せなのでは?
と問いたいのです。

(だから、アンケートしたのです)

それとね、
「成果主義の信奉者ですか?」
という意見もチラホラあったのですが、

その中で一番悲しかったというか、
少し意味不明な意見がこちら。

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誰だって自由気ままに暮らせたらいいと考えるでしょう。

能力があるなら、
成果主義の会社でもフリーランスでもやればいい。

成果主義は、実質賃金を下げる改悪にしかなりません。

(成果主義は)
移民推進(外国人労働者は移民です)と
一貫した賃金抑制です。

成果主義が広がることによる
弊害の想像力が足りていないのでは?

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なんと、私は、
成果主義を強調し、実質賃金を下げ、
外国移民を推進する
想像力の足りない人と
思われてしまったらしいのですが・・・・・・・(涙)

あのー、この意見を送ってくれた方、
心当たりがあると思いますので、

何故、こういう論理になるのか、
少し説明して頂けますか。

もう少し議論を深めたいです。

と言うのはね、特に、
「外国の移民を推進する」という所が全く逆で、

私としては、
今、政府で検討されている
「労働力が足りないなら、移民を入れよう」
という政策には反対なのです。

特に中国系の移民を日本に受け入れたら、
文化も価値観も違うので、
国が混乱に陥ると思うし。

だから、
安易に移民の話をするんじゃなくて、

労働力が足りなかったら、
まずは日本で余っている労働力の
効率活用する議論をすべきだと思うんですね。

例えば、先日私は、勉強会の取材で、
「子育てしながら自宅で仕事している主婦」
にインタビューしたのですが、

その女性は、100%時間を思い通りに使い、
企業から普通に受注して、
高い収入を得ているのです。

もし、今までのように
「勤務時間は会社」というルールだったら、
その女性は、働く機会を失っていたでしょう。

それこそ、労働力不足のほうに振り子がふれて、
移民という話になってしまう。

そうじゃなくて、仕事のやり方を変えて、
埋もれた労働力を発掘し、

そして各人は、
自由な時間も得ることができる。

そっちに振り子をふりたいし、
我々の業界は、
「それができる」と言いたいのです。

※もちろん、全部の仕事とは言いませんよ。

「できる」と言うと、すぐに細かい事例をあげて、
「この仕事は無理です」と反論される方もいるのですが、
all or nothingの議論ではありませんので。一応。

でもね、そっちに振り子をふった場合、
一つ確認しておくことがあって、

工夫して
自由な時間を得ることができても、

「そもそも、俺は自由が嫌いだ!」

と言う人が多いなら、
全く意味ないですよね。

だから、その大前提を確認する意味で、
昨日のメルマガでは、

「自分でスケジュール決めて仕事したいですか?」と、

アンケートをお願いしたのです。

そのアンケート結果で、
自分でスケジュール決めて仕事したい人が多数なら、
「じゃあ、仕事のやり方を工夫しよう」って話につながる。

そういう論理の地固めのメルマガだったのです。

よろしいですよね。

まあ、まだまだ言葉足らずかもですが、
もちろん今後も、
質問・意見は聞きますし、

オープンな議論で、
新しい業界の労働倫理を作って、
将来的には、

みんなで幸せになりましょう。
(↑まじですよ!)

ではでは、
上記を踏まえたうえで、
昨日のメルマガ、

「どっちが幸せ?アナタはどっちの仕事のやり方を選ぶ?」

のアンケートをクリック頂けると嬉しいです。

よろしくお願いいたしますね

では、またお会いしましょう。
ありがとうございました。

●追伸
いや、今回のシリーズは反論が多いですねえ。

こんなに反論が多いのは、
今年の春にSTAP細胞のことをとりあげたメルマガ以来でしょうか。

あの時も、「STAP細胞はあります」という反論を
沢山頂いたのですが、

STAPがあるとかないとか、
そんな議論してないつもりだったのですが・・・・・

伝えるって難しいものです。
でも、がんばります。

●追伸2
昨日、NHKで本田圭佑のスペシャルやってました。
その中で彼が、
「批判されたくなければ、行動しなければいい」
「でも、僕はそれは嫌いです」
と言い切っていました。

ちょっと、ジーンときました。
まさに、そう思います。