仕事系」カテゴリーアーカイブ

リーダーシップの黄金パターン

サーチマン佐藤です。
こんにちは。

数日前、
都知事選挙を分析する話・・・リーダーの手法
というメルマガを出しましたね。

このメルマガでは、アナタも選挙を分析して
自分たちのリーダーシップにつなげようという話でしたが、

分析しましたか?

いざ、自分でやるとなると、けっこう難しいでしょ(笑)

でもね、自分なりの分析結果を送ってくれた人もいて、
嬉しいかぎりです。

お疲れさまでした。

では、今から私も分析して、
リーダーシップ論まで話してみますね。

いってみましょう。

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【手続き】踏み絵を踏ませて、筋を通す
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今回の都知事選、
注目するのは、細川さんと小泉さんのコンビ。

何故なら、小泉さんは、
以前の選挙(2005年のいわゆる郵政選挙)、

俗に言う「小泉劇場」で
歴史的な大勝利したお方。

(だから、すりよってくる情けない政党もありますね)

今回も同じパターンで勝てるのか?

その考察からいきますが、
まず、その大勝利した郵政選挙で
チェックすべきことは、

解散直後は、
民主党の支持率が
自民党を上回っていたこと。

さらに言えば、
自民党は郵政民営化反対派を追い出して、
分裂選挙になったので、

選挙直後は、
「自民党が圧倒的に不利」

と言われていたこと。

事実、民主党の岡田党首(当時)は、
解散直後、
「自民党の仲間割れで勝てる」と、
周囲に漏らしたと言われています。

しかし、しかし・・・・

そこから一ヶ月で一気の逆転。

雪崩現象のように自民党が圧勝してしまった。

何故、逆転したのか?

当時のマスコミは
「小泉劇場の多彩な演技に目を奪われた」
と敗因分析しましたが、
これ全く本質を見てないですよね。

「劇場」とか「演技」とか
そもそも意味わかんないし(笑)。

もっと本質的なことは、
小泉さんがリーダーとして

踏み絵を踏ませたこと。

ここです。

これは仕事でも共通していますが、
リーダーをやるんだったら、
まずメンバーに対して、

「俺の命令は絶対だ」
「俺は、こういうやり方で仕事をする」

この宣言をして、メンバーが同意できるかどうか、
「踏み絵を踏ませる」のが重要なこと。

小泉さんは、昔から一貫して
郵政民営化を唱えていたわけだし、
郵政民営化に反対なら

「俺を総理総裁にしないでくれ」

とまで言っていたわけです。

しかし現実は、
踏み絵を踏ませたはずの自民党までもが、
郵政民営化を否定した。

小泉さんとしては、
「選挙の時に、俺を人寄せパンダとして利用しておいて、
いざ俺がやりたいことを主張したら反対?ふざけるな」って、

頭に来たでしょうし、
その怒りは、(手続きを踏んでいるので)

筋が通っていたんですね。
(ここが重要)

ちなみに、私がリーダーとしてプロジェクトを始める時も、
メンバーに対して、この手続きを踏みます。

「最終的な責任は私がとる。」
「仕事を進めていく上での意見は大歓迎だが、最終的には私に従うこと」
「嫌なら、アナタがリーダーになってもいい」と。

まあ、ぶっちゃけ保険と言えなくもないですが、
この宣言が、後々生きてくる。

小泉さんも、まさにそうで、
踏み絵を踏ませたからこそ、

「大義名分」がついたんですね。

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【抵抗勢力】何回も説得して、最後は勝負に出る
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そして、次のポイント。

リーダーをやってれば、
必ず抵抗勢力は出てきますね。
(私たちの身近なプロジェクトでさえも)

その抵抗勢力に対して、どのような態度をとるべきか?

いくら「大義名分」があって、こちら側の筋が通っていても、
いきなり強硬手段をとったら、人はついてきません。

「暴君」と呼ばれて、リーダー自身が潰れるだけ。

まずは、(例え大義名分があっても)
抵抗勢力に対して、粘り強く説得する。

説得して考え方を変えてもらう努力をする。

これが重要。

何故なら、抵抗勢力の考え方が変われば、
それはそれでOKですし、

変わらなくても、
アナタが真摯に説得する姿は、
人の心を打つんですね。

もちろん、計算してやったら
人の心は打てませんが、

あくまで結果として、人の心に感動を呼ぶまで努力する。
(このへんが、まあ微妙ですが)

その努力を観て、周りのみんなが、
「リーダー、よく耐えてますね」
なんて言ってくれたら、

もうそれ以上の我慢は必要ありません。

我慢し続けると、逆になめられるし、
自分の精神衛生上もよくない。

いざ、勝負の時です。
(ケンカしてもいいのです)

その抵抗勢力を切る。
(強権発動の行動に出る)

抵抗勢力に対して、
会議で吊し上げてもいいし、
別室に呼び出して説教してもいい。

そして、どうでもだめなら、クビにすべきです。

上司に相談して、メンバーから外す。
派遣会社から来ているなら、戻すだけ。

大義名分とメンバーの支持は、
アナタ側にあるのだから勇気をもって。

こうやって、
自分のチームを引き締めていく。

これが、リーダーシップの黄金パターン。

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【分析】黄金パターンに沿っているのか
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つまり、復習すると、

・踏み絵を踏ませる(筋を通す)
・粘り強く説得する(感動を作る)
・ダメなら勝負にでる(強権発動)

このステップなんですね。
何が欠けても駄目だし、順番を間違ってもダメ。

で、ふり返ってみると、
郵政選挙の時、小泉さんの取った行動は、
まさにこのパターンだったんですね。

あの選挙では、
民営化に反対した三十七人全員を非公認にして、
あげくに刺客まで送り込んで、

ものすごい強権発動してますが、

でも、その前提として、
筋を通して、国会で粘り強く何回も説得して、
それでもダメだったという背景があった。

だからこそ支持された。

参考までに、よかったら、
解散時の演説をみてください。
(「youtube 小泉郵政解散」で検索)

この演説、視聴率が28%ですよ。

あの異様な気迫と緊張感は、
筋を通して努力した後にしか出せません。

それにひきかえ、
今回の選挙をみてください。

全くこのパターンにあてはまってないですよね。

・踏み絵を踏ませてない(筋が通ってない)
・粘り強く説得してない(感動を作ってない)
・いきなり勝負に出た(苦笑)

気迫も緊張感もない。

もう結果は出ている気がしますね。

私の予想を述べるまでもなく、郵政の時のように、
勝利することはないと思います。

これが私の分析と予想ですが・・・・

「外れたらどうするのか?」って。

ゴーン。

寺に行って修行でもしてきますよ。

まあ、冗談はさておき、
外れても、恥をかいても

大事なことは、自分なりに分析して、
自分なりに仕事に生かすこと。

私は自分なりに活用しています。

もちろん、私とアナタは違うわけですから、
参考できるものは参考にして、

自分なりに分析して、
自分なりに活用頂ければと。

ではでは。
今日はこのへんで。

またお会いしましょう。

ありがとうございました。

ぽっかり空いたマーケット。ジャパネットたかた続編

サーチマン佐藤です。
こんにちは。

昨日、東京は雪でした。
今日も、超寒いですねえ。

寒いの苦手だし、花粉症も来そうだし、
サーチマンには、ほんと試練の季節。

毎年2月と3月は、海外脱出したいなあ。
いつか、そんな仕事スタイル確立したいなあ。
と思う今日この頃頃ですが。

さて、週末に都知事選の話をしてみましたね。

そしたら、「ジャパネットたかた」の分析はどうなった?
というお問い合わせがチラホラ。

いえいえ、ご安心ください。

今日は、
「ジャパネットたかた」の話。

それにしても、このメルマガへの反響、
本当に本当に、沢山の方からお便り頂きました。

数が多すぎて、全く返信できていないのですが、
皆様からのお便り、全て読んで
私のエネルギーの源になっています。

ありがとうございます。

どうか、
今後ともよろしくお願いいたしますね。

では、続編いってみましょうか。

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【復習】(従来の)ブランド戦略でもないのに、何故儲かる?
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まず復習から。

「ジャパネットたかた」は、
昨年末、過去最高益を達成すると発表しましたが、

何故、そんなに儲かるのか?

例えば、一般的な通説として、

自社でサービスや商品を開発し、
他社に対して明らかに差別化する戦略、

いわゆる「ブランド戦略」ですが、

そいう戦略なら、
安売りする必要もないし、
いわゆる殿様商売もできて、

うまくいけば、
「儲かる」ビジネスにもなる。

例えば、ルイ・ヴィトンとか。

これは納得できるところでしょう。

でもね、「ジャパネットたかた」が扱っている商品は、
メーカーから卸してきた、ふつーのもの。

他の量販店でも売っているし、
ネットでも売っているし、

しかも、その値段は安くない。

なのに、何故、
たかたは儲かるのか?

ということでした。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【問い】情報弱者ビジネスなのか?
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一つの仮説は、
高齢者などの情報弱者をターゲットにして、
一方的な情報を与え、

悪く言えば、騙して売っている。

「情報弱者ビジネス」
という見方もあるかと思います。

実際、お便りの中にも、

「情報がいきわたり、
情報を調べる人が増えれば、
破たんするビジネスモデルです」

という意見もありましたが・・・・

さて、どうなのでしょうか?

確かに、単純に考えて、
ネットで情報収集できるなら、

「同じ商品だったら、そりゃ
一番安いところから購入するでしょ」と。

言いたくなりますよね。
(私も、そんな気がしてたし)

でもね、実際は違うようです。

「値段は、少し高いかも」と知ったうえで、
(↑ここ強調)

それでも、
確実に購入する層がいる。

何故なら、私のメルマガの読者は、
確実にネットで情報収集できる人達ですけど、

その中にも、
「一定数の購入者層がいる」ということが、
アンケート調査で明らかになった。

しかもですよ、不覚にも、
サーチマン佐藤、私自身も、
冷徹に分析しようと思って

「ジャパネットたかた」のテレビ観てたら、

いつの間にか、我を忘れて、
受話器とって、

「トルネオ掃除機、お願いします」と、
注文してしまったしね(苦笑)

そう。

情報弱者ビジネスとは違う、
別の何かがある・・・・・

それは何か?

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【新マーケット】ネットが進展し、情報が溢れた世界で
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

私は、こう考えました。

昔、情報にアクセスできなかった頃、
我々は、
「情報さえあれば、適正に判断できる」
と思っていました。

今回の例で言えば、
情報さえあれば、比較検討して、
適正な掃除機を選ぶことができる、と思っていた。

でもね、確かに
情報が少ないうちは適正な判断もできますが、

あまりに情報が多いと、
逆の現象がおきるのではないでしょうか。

つまり、
「情報さえあれば、適正に判断できる」
状況から、

「情報がありすぎると、逆に判断できなくなる」
という状況も生まれている。

まあ、よく考えれば
当たり前かもですが。

この状況は、
ある意味の二極化ですが、

情報の渦の中に身を投じて、
ひたすら情報を探しまくって、
適正に判断しようとする人がいる一方で、

ネットが進展しても、
いやネットで情報が溢れれば溢れるほど、

誰かに判断を委ねる人も増える。
(人間、楽したがるものです)

そう、そこに大きなマーケットがある。

それこそが、
「ジャパネットたかた」が開拓しているマーケットなのでは?

従って、当然の帰結として、

「わかり易い言葉で、納得できる説明」

これこそがビジネスの肝になるし、
その肝さえ押さえていれば、
商品の値段が安いとか高いとか、
あまり関係ないんですね。

だから、前述の
「情報がいきわたると廃れるビジネスでしょ」
という問いに対しては、

むしろ、
情報がいきわたるほど発展するビジネスなのでは?

私はそんな気がしています。

そして、少し話は変わりますが、
以前、「池上彰さんが見せたイノベーション」
というメルマガで話したとおり、

テレビの世界でも、情報が氾濫するほど、
「わかり易い言葉で、納得できる説明」
するマーケットが生まれている。

そのあたりを鑑みると、
我々の世界でも、同じではないでしょうか。

データベースといえば、○○だろ。
グループウェアといば、○○だろ。
ERPといえば、○○だろ。
クラウドといえば、○○だろ。

選択肢が少なかった時代から、
色々なシステムが出てきて、
代替案もあって、

情報が氾濫してくると、
アナタの会社でも

「わかり易い言葉で、納得できる説明」

する人材が、
しっかりコード書ける人材以上に、
重宝がられていませんか?

(このへん、意見くださいね)

ますます情報が増える中で、
こんなマーケットを意識して仕事すると、

きっと役立つ気がします。

ではでは、今日はこんなところで。

またお会いしましょう。
ありがとうございました。

●追伸

ジャパネットたかたが、
他社に比べてダントツで
「わかり易い言葉で、納得できる説明」
しているのはわかるけど、

その説明を聞いたあと、
価格.comなどに行き、
安売りする店で買うのでは?

という疑問があるかもしれません。

私自身体験してわかったのですが、
実は、この対策として、
「ジャパネットたかた」では、
非常に巧妙な仕掛けがありました。

我々のビジネスにも通じる話ですが、
興味ありますか?

よかったら、
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都知事選挙を分析する話ですが・・・リーダーの手法

サーチマン佐藤です。
こんにちは。

今日は、「ジャパネットたかた」を例にとり、
今後のビジネスの真理について話すつもりだったのですが、

その前に、
緊急のアンケートをとることにしました。

・・・と言うのは、
東京都知事選挙が迫ってきましたね。

さすがに日本の首都の選挙だけあって、
連日報道されています。

今のところ、
宇都宮さん、田母神さん、舛添さん、細川さん、
の4人が主要候補で、

特に、
細川さんと小泉さんのコンビが注目されているとか。

まあ、私は原発には言及しませんが、
それにしても、小泉さんと細川さんに対する
マスコミの分析が、あまりに浅くて拍子抜け。

(だから、緊急アンケートなのですが・・・)

だってね、例えば、
私が読んだ新聞では、

「小泉氏が、また劇場型選挙を狙って、
シングルイシューに絞ってきた」とはやしたて、

事前調査で、
それほど票が伸びてないのを見て、

「都民は、シングルイシューに飽きてきた」と
分析している。

これがプロの新聞記者の分析??

浅すぎて、本当に頭が痛いし、

「ちゃんと分析しろよ!」って、
言いたくなるでしょ。

だから、この週末、今回の都知事選挙について、
私は、自分なりに分析してみましたよ。
(新聞は、全くあてにならないし)

偉そうなこと言うわけでありませんが、

選挙のような現実の大きなイベントは、
勉強のチャンスですからね。

とってもいい教材になる。

会社で無理やり行くリーダーシップセミナーとか、
プロジェクトマネージャーの教科書読むとか、
そんなぬるま湯で「わかった気になる」よりも、

こういう現実的なイベントに対して

「本当にそうなのか?」

って自分なりに考察してみることが大事。

分析してノートにメモって、
そして自分のビジネスに生かす。

そういう態度の方が
よっぽど勉強になるし、現実的。

しかも、無料だしね(笑)。

ちなみにですが、私は2005年の衆議院選挙で、
何故、小泉さんが大勝利したのかを
分析してメルマガにしましたね。

覚えていますか?
(さすがに旧いですが、笑)

その時、私は小泉さんのリーダーシップを絶賛し、
(政策はさておきですよ)

小泉さんの使った、
○○という手法を使えば、
(○○は、今日は割愛)

我々の業界のリーダーシップにもつながるし、
実際、私がプロジェクトマネージャーやった時も、
その手法を使って、うまくいった。

当時、そんな話をしましたね。

そこでね、今回の選挙も、
その手法があてはまるのか?
という分析をしてみたのです。

結果、全くあてはまっていませんでした。
全然違います(笑)。

新聞では、小泉さんお得意の、
「劇場型」とか「シングルイシュー」と言っていますが、

全くそれは表層的なもの。

根本的な手法は、
全く違ってしまってますね。

ってか、小泉さん自身、
全く自覚してないと思われる。
(やっぱり感性の人なのか)

だから、この選挙は
前回のようにはいかない。

私は、そんな分析と予想してみましたが、
もちろん、これは
我々の業界のリーダーシップ論にもつながるのですが・・・・・

ところで、
その分析とリーダーシップ論、
アナタも興味ありますか?

興味ある人が多かったら、
都知事選挙の分析から、我々の業界につながる
リーダーシップ論まで
具体的にメルマガにしてみますので。

お楽しみに。

ということで、
今日は緊急アンケートさせて頂きましたが、

「本当に大事なこと」も下に書いてみましたので、
続けて読んでみてくださいね。

———————————————–
「本当に大事なこと」
———————————————–

今回の選挙ですが、アナタも是非、
自分勝手に分析、予想してみてくださいね。

・誰が勝ちそうなのか?
・その理由は?

それだけでもOK.
自分なりに分析してみる。

誰もが「う~ん」と唸るような
ユニークな分析して予想も当たれば、
それはそれで最高ですが、

「本当に大事なこと」は、

そんなことじゃありません。

「本当に大事なこと」は、
アナタが実際に分析したかどうか、
アナタなりに、考えたかどうか。

それよりも、
このような現実の教材をそのまま見過ごして、
何を勉強するのか?

見過ごして、ただマスコミの報道を見ているだけでは、
結局のところ自分のビジネスにおいても
何も考えずに、タダ言われたことをやるだけになる。

そんなビジネスマンになってしまう。

そうじゃなくて、そういう思考訓練をしてこそ、
将来のアナタの糧になる。

自分勝手でいいし、
外れてもいい。

是非、アナタなりに
分析してみてくださいね。

ではでは、またお会いしましょう。
ありがとうございました。

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茶髪のギャルでも売り上げを伸ばすビジネスの真理は?

サーチマン佐藤です。
こんにちは。

先日お伝えしたとおり、
私は「ジャパネットたかた」から、思わず
トルネオという掃除機を購入してしまった。

で、先週末に届いたんですよ。
そのトルネオくんが。

早速使ってみると、
ウィーンウィーンって吸引力抜群。
ゴミ捨てボタン一つで簡単。

素晴らしい。

高田社長の言っていた通り、
ワクワクして掃除しているのですが・・・・・・

ん?

これと似たような経験が、過去にもあった。
(と思い出したわけで)

その経験、当時のメルマガにも書いていたので、
今日は、アーカイブとして掲載してみますね。

そのメルマガを読んで頂き、
前回の最後に言った、

「今後のビジネスの真理」

のヒントを考えてみましょう。

では、いってみますね。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【メルマガ】2010年に配信したもの
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

実は最近、
私も急に「iPad」が欲しくなった。

その理由は・・・・

私は普段からニュースを
パソコン(レッツノート)で見ています。

ちなみに、「レッツノート」って、
パナソニック製の軽くて頑丈なノートPC。

ご存知ですよね。

でもね、でも、でも。

やっぱりニュースだったら、
寝そべりながらリラックスして、読みたい。

いくら「レッツノート」が軽くても、
そりゃー無理がありますよ。

キーボードもあるし。

(「だったら紙で読めよ!」って話は、とりあえず置いといて)

実際、何回か寝そべってやってみましたが、
寝違えてクビがつりそうになりましたよ(苦笑)。

これじゃあ、
「レッツノートしてねえなあ~」と、
自分にツッコミました(苦笑)。

当たり前ですが、(名前は、レッツノートでも)
あれはノートじゃなくてPCです。

そこで、「iPad」。

「キーボード」無いし、雑誌並みに軽いから、
凄くリラックスできそう。

「ページめくり」だって、
指で「ツーッ、ペラッ」「ツツーッ、ペラペラッ」って、
楽しそうじゃないですか。

もう、ワクワク、ワクワク。
妄想が膨らむ膨らむ(笑)。

だから、「iPad」
すっげー欲しくなってきたんです。

でもね、そうは言っても、私も
それほど単純じゃありません(笑)。

けっこうな値段するし、敢えて今必要でもないし、
「まだまだ、我慢しとこ」
そんな気分が90%だったんです。

そう、(今から話す)あの出来事までは。

で、まー、「iPad」を買う予定はないけど、
とりあえず都内の某家電量販店に行ってみました。

そこには、「iPad」の展示品があって、
「16G」「32G」「64G」の3タイプが売られていた。

予備知識もないので、近くにいた
メガネの出来そうな店員に聞いてみたんですよ。

その時の会話・・・

メガネ店員:「お客さん、それはメモリーですよ」
私:「RAMのことですか?」

メガネ店員:「いや、これは、そもそもパソコンではありませんから」
私:「えっ?」(いや、例えて言ってくれてもいいのに)

メガネ店員:「つまり、フラッシュメモリーです」
私:「あー、だったら、パソコンで言うハードディスクのことですよね?」

メガネ店員:「いや、お客さん、さっきも言いましたがパソコンじゃないんです!」
私:「パソコンじゃないけど、データは16G分保存できるんでしょ?」

メガネ店員:「データは保存できませんよ」
私:「えっ?」

メガネ店員:「パソコンじゃないですから」
私:「・・・・」

と、まあ会話が噛み合わずに終了。

パソコンに例えて説明を聞いちゃだめなのか?

今でも、思い出すとイライラしてくるんですけどね。

で、最後の極めつけがこれです。

(さっきも言ったように)私としては、「iPad」を、
夜疲れてベッドで横になり、ニュースを読みつつ、
寝る寸前に電源を落とす。

朝は、パッと電源入れて、すぐにニュースを読む。

そんな使い方をイメージしているから・・・・

「iPad」の電源ってどうやって落とすのかな?
をチェックしたかった。

だから実際に、「iPad」の上のボタンを長押しして、
「ブチー」って電源を切ってみたんですよ。

そしたらね、
その例のメガネ店員が、すっとんできて、

メガネ店員:「お客様、電源は切らないでください」
私:「電源落としちゃダメなんですか?」

メガネ店員:「いやー、一応、電源つけとく規則ですから・・」
私:「えーっ?!」

それだって使い方の一つでしょ?
使い方の説明して欲しい。

たったそれだけのことだったのですが・・・・

そんなことがあって、さっきまでの「ワクワク」感が、
急に冷めてきちゃいましたよ(しょんぼり)。

これ、私の感覚がおかしいの?
「iPad」ってこういう売り方してんの?

と色々考えました。

でも何か違うと思ったんで、ちょっと足を延ばして本家の
「アップルストア」に行ってみた。

そしたら今度は、
ジーンズに青Tシャツの

キャバ嬢系のギャル女子店員が
応対にやって来てね・・・・

最初見た時、正直
「アチャー、こりゃ駄目だ」(汗)って。

でもね、質問してみると、意外や意外(失礼)、
きちんと答えてくれるんですね。

例えば、私が疑問に思っていた
「電源切る」ことについてだって・・・・

————————————————–
お客様、確かに長押しすれば電源は切れますが、
普通は電源を入れっぱなしにしておきます。

パソコンじゃなくて、携帯電話の感覚でいてください。

電源切らなくても、パソコンより全然長持ちしますし、
このボタンを「ピッ」と押すと、すぐに何でも起動するんですよ。
楽しいでしょ。
————————————————–

こんな感じで、凄くわかりやすく説明してくれた。
さらに、最後に

「私、マックが大好きなんです。(←ハンバーガーじゃないからね、一応)
だから、このiPadもすぐに買ったんですよ。買って全く後悔ないです。
楽しすぎて、私、バカだから、ベッドでiPad使って、
そのまま一緒に抱いて寝てるんですよ。」

と言ってるんですね。

「えっ、一緒に寝る?本当におバカ?」(笑)
と思わないこともなかったですが、

でもね、彼女が凄くワクワクして
楽しく使っているのは伝わりました。

だから、私としても自然と

「おー、これだよ。これ、これ!」
「この感覚。やっぱ、こーでなくちゃ」

って気分になってきて、
すぐに購入予約したんです。

ついさっきまで、
「高いから、まだいらない」と思っていた私が。

だからね、これは、
そのギャル店員に対して払ったお金でもあるのです。

気持ちのいい対応をしてくれた店員に払うのは、
こちらも気持がいいですからね。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

さて、こんなメルマガを2010年に出したのですが、
覚えている人、いるでしょうか?
(いや、覚えてなくてもいいですが)

このトピックスからも、
私が言いたいことが伝わるかと。

さて、今後のビジネスの真理は?

次回、この続きをお伝えしますので、
アナタも考えてみてくださいね。

ではでは。
ありがとうございました。

またお会いしましょう。

●追伸
正直に言うと、この出来事まで、
私は、ちょっとギャルという人種が苦手でした。
(って言うか、あんまり接したことがないし)

何故なら、何も考えてなさそーだし、あのメイクだし、
自分勝手な人たちなんだろーなー、と。

ごめんね。

でもね、この出来事ののち、
案外「いい子」が多いのかも、と思うようになりました。
だって、あんなに熱心に説明してくれたからね。

商売だから当然?

でも、商売でも熱心じゃない人もいるでしょ。

私は「何でも体験したほうがいいよ」って他人に言っている割には、
自分こそ、バリヤー張っていたなあ、と。

当時は、凄く反省したもんです。

自分が嫌いな人にも、たまにはトライしてみないと、
真実はわからない。

何もしなけりゃ、新しい発見もない。

改めて肝に銘じた出来事でした。

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「ジャパネットたかた」の結果

サーチマン佐藤です。
こんにちは。

さて先日、
過去最高益の「ジャパネットたかた」を勝手に分析する
というメルマガを出しましたね。

そのメルマガの最後、
アンケートをお願いしたのですが、
結果は、以下の通りになりました。

——————————————
アナタは、「ジャパネットたかた」で
購入したことがありますか?

買ったことがある  124票
買ったことがない 1011票

——————————————

今回は、
本当に本当に沢山の方が
アンケートに協力してくれました。
(史上最高です)

感謝感謝です。
ありがとうございます。

それに伴い、お便りもメッチャ貰っていて、
嬉しい限り。

週末、2時間くらいかけて全部読みました。
全く返信できていませんが、どうぞお許しくださいね。

さて、このアンケート結果ですが、
少し意外でもあり、
でも、少し安心したような。

何故、安心したのかは、おいおい話しますが、
まあ冷静に分析していきましょうね。

まず、最初の仮説としては・・・・

「ジャパネットたかた」の商品はそんなに安くない。

従って、ネットを普段から駆使して、
そういう比較調査ができる人、

つまり、このメルマガの読者は、
ほとんど購入しないのでは?

というものでしたね。

でも、アンケートをみると、
世間一般の数字はわかりませんが、
まあ、そこそこ購入していますね。

つまり、比較調査ができるリテラシーがあるのに、
値段だけで判断しない人も一定数いるということ。

それを裏付けるように、こんなお便りがチラホラ。
——————————————–
やはり高田社長の売り込みはすばらしい。
つい買いたくなります。

しかも、それ程損はしてません。
高田社長への信頼感です。

——————————————–

でも、一方で、
こんな意見も多かった。
—————————————-
テレビのみを情報源とする高齢者向け。
超高齢者社会ですから、
それで儲かるのも頷けます。

—————————————-

さらには、こんな意見も。
—————————————-
リサーチ力がある方は、
購入しないと思います。

情報収集力のない方は、
あの番組が宣伝する(そうでもない)
安さを信じて購入しているのかなーと。

—————————————-

さらにさらに、こんな予言する人も。
—————————————-
情報がいきわたり、
情報を調べる人が増えれば、
破たんするビジネスモデルです。

—————————————-

要するに、
詐欺とは言いませんが、

消費者に対しては、
「一番安くないのに買っちゃって~」という憐みであり、

会社に対しては、
「安くないのに儲けている」という怒りですかね。

まあ、ちょっと言い過ぎかもですが、
(確かに、賛否両論あったけど)
こんな感じで、
賛成よりは、批判のほうが多かった。

ちなみに私もね、
「なんとなく高いのかな~」と思っていたわけで・・・・

でも、こういう分析をやるからには、
(責任とって)

今まで適当に流していた
ジャパネットたかたのテレビCM、
今回、じっくり真剣に見てみたのです。

すると・・・・・

(テレビから)
ジャーン!

はーい、皆さん
「ジャパネットたかた」から、
お得な情報ですよー。

と高田社長の甲高い声。
(私は冷めた目)

「トルネオ」という掃除機の
説明が始まったのです。

そして実演とともに、

「吸っても吸っても、吸引力は99%」
「その秘密は・・・・」

「しかもゴミは、遠心分離器でぐんぐん・・・・」
「五分の一に圧縮。ポンと捨てるだけ」

「暗い所も、ノズルとライトで、ピッカピカ」
「しかも、このお値段」

こんな説明が、
高田社長の甲高い声で響き渡った。

たった3分くらいでしょうか。

そしたらね、
サーチマン佐藤、不覚にも、
分析するどころか、

「素晴らしい!」と感動し、
その場で注文してしまいました(笑)

だって、高田社長の説明、
本当にわかりやすいし、一生懸命なんだもの。

ちょうど掃除機も古くなってたしね。

買っちゃった(苦笑)。

・・・とは言いつつも、翌日冷静に考えると、
そりゃ衝動買いだったわけで、
一応、ネットで調べてみたのです。

そしたらね、確かに最安値じゃないけど、
極端に高いわけじゃない。

ってか、そもそも、その掃除機が、
ジャパネットたかたモデルになっていて、
おまけもついてくるので、
正確に値段比較できない(苦笑)

まあ、この比較できないところが、
戦略なのでしょうが、

でもね、
戦略とわかっても、
「このやろー」とは全然思わなかった。

むしろ、
「高田社長、ありがとう」という気持ち。

注文を終えてね、
明後日には我が家に、
「トルネオ」掃除機が届くのですが、

凄くワクワクしている。

だって、
「吸っても吸っても、吸引力は99%」
「ゴミは五分の一に圧縮。ポンと捨てるだけ」

このフレーズが強烈に残っていて、
トルネオで掃除して試してみたくて、
たまらないのです。

・・・・まさか、こんな自分になるとは(苦笑)

まあ、作戦にはまっていると思う人も多いでしょうが、
でもね、今回の(分析じゃなくて)体験を通して、
私は、今後のビジネスの真理を見た気がするんですね。

それは何か?
(ここからは分析)

ちなみに、
情報リテラシーの弱い人を集めて、
「安い」と信じ込ませて売るとかじゃないですからね。

そんな陳腐なものではありません。

この真理は、
我々IT業界、システム開発の仕事にも、
簡単に応用できる鍵が隠されていると、
私はみています。

でも、今回は少し長くなったので、
今日は、ここまで。

私も他にやることがあるので、
ペンをおきますね。

次回、またお会いしましょう。
ありがとうございました。

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