IT業界で見い出し、ずっと見守るべき才能がそこにある

サーチマン佐藤です。
こんにちは。

今月、私は大阪に行ってきましたね。
で、既にメールした通り、

大阪SEコンしましたが、

もちろん、それだけを開催するために
大阪に行ったわけでなく(笑)、

ある会社を訪問し、
まじめな仕事の会合もしてきた。
(ちょっとは稼がないとね)

はい。

そういえば、少し話が脱線しますが、
ある一人の読者から、
「大阪でもSEコン開催して、稼いでますね」
というお便りがありましたが、

言っておきますが、
SEコン開催しても、全く儲からないですからね。

そりゃ、SEコンは幹事としても楽しいし、
IT業界の幸せのためという使命もあるけど、

全く儲かりません(苦笑)。
(ちょっと計算してみてください)

ましてや、
大阪まで行って儲かるわけながい。
大赤字ですし、手間もかかる。

いえ、もちろん愚痴じゃなくて、
一応、お伝えしておくだけですが・・・・

話を戻します。

大阪の会社訪問では、
一つ感動を覚えたので、

今日は、それをお届けしますね。

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【IT業界】見い出し、ずっと見守るべき才能がそこにある
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「発達障害」という言葉を、聞いたことがあるでしょうか。

「発達障害」は、
ADHD、自閉症、アスペルガー等々、
専門家による様々な定義がありますが、

(その定義は論じませんが)

特徴としては、
他人とのコミュニケーションや、
普通の社会生活を送ることに、困難を感じる場合がある、と。

物忘れがひどかったり、どもったり、
”不思議ちゃん”と呼ばれたり、
・・・・症状は色々ですが、

少し思い当たるでしょ?

そう。

「発達障害」は、障害と言うけど、
何も特別なことでなく、
100人に数人の割合で生じるとも言われ、
わりと身近。

有名人では、
スティーブ・ジョブズ、ビル・ゲイツ、
エジソン、アインシュタイン、

さかなクン、黒柳徹子さん、
勝間和代さん、眞鍋かをりさん、
菊池桃子さんも、自身が
「発達障害」と発表されました。

私も、身近で目の当たりにしたことがあります。

その彼は、やっぱり少し会話に難があって、
対人関係が苦手なようだった。

私も、最初「あれ?」と思い、
大事な事は任せられない?と思っていた。

しかし、ある日、そんな彼たちと、
六面体のパズル、
「ルーブックキューブ」をやる機会があった。

ちなみに、何面できますか?

私、1面できますよ。
(↑自慢にならない、笑)

いや、たぶん2面までなら出来ます。
(↑怪しいけど、笑)

でも、6面作れって言われたら、
「うわあぁ~」って発狂しそうになる(苦笑)。

これは、全くのお手上げ。

でもね、その彼は、ずーっと飽きずに、
カチャカチャとパズルを回し、

数時間後に6面完成させてしまった。

これには驚きましたね~。
すごい!!

でね、今から考えると、
多分、彼も発達障害の一人だった。

社会生活が少し大変そうだけど、
好きなこと、特にパズルや数式には、
ガーっとのめりこみ、解いてしまう。

しかも、それがストレスにならない
(ようだった)。

彼にとってのストレスは、たぶん、
対人関係のほうが大きい。

そんな彼、アナタの周りにもいませんか?

・・・いますよね。

そして、そんな彼の特徴は、
我々IT業界と、すごく親和性がある。

(↑ここ強調)

誰もが逃げたくなる難しいシステムを、
スパゲティのプログラムを、
ずーっと考え、のめりこみ、解決していくスーパーマン。

この面で、すごく親和性がある。
エースであり、天才なのです。

確かに、一面だけみたら、
大変な部分も多い。

特に、お客さんとのコミュニケーションが必須の技術営業、
上流工程の要件定義、ちょっと難しいかもしれない。

アナタが、
ムカッとする場面もあるかもしれない。

でもね、でもでも、
だからこそ、なおのこと、
この業界だからこそ、

この才能を見出し、
温かく見守る必要がある。

大阪で面会した社長は、実践していました。

その社長の会社の取締役(CTO)は、
ちょっとコミュニケーションが苦手。

でも、技術のエース。

初対面のお客さんから、
「えっ?」となる場面もあるそうですが、

しかし、社長は堂々と説明し、
お客さんの理解を得て、信頼を得ていく。

社長は、言います。
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ミュニケーションだけ上手くて、(実は)
底意地が悪かったり、卑怯だったりする奴より、

よっぽど信頼できるし、
お客さんからも信頼される。
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私も、賛成です。

彼らは、正直すぎるがゆえに、
真実を追求しすぎるがゆえに、
かえって、
社会生活が少し大変。

でも、特に、
技術の面では才能を発揮するし、
(彼らにとっては)アドレナリンが出る。

その才能、
アナタの近くで埋もれていませんか?

その才能を見出すことは、
もしかして、アナタの
社会的責任かもです。

この年の瀬、
お互いに考えてみましょう。

ではでは。
ありがとうございました。

皆さま、良いお年をお送りください。
またお会いしましょう。