日曜夜は下町ロケット。がんばれ財前部長、佃航平!

サーチマン佐藤です。
こんにちは。

今、話題の国民的ドラマ、
「下町ロケット」観ていますか?

いや~、面白いですねえ。
泣けます。

12月20日(日)ついに最終回を迎えますが、
あまりに人気があるので、
TBSは番組を大改編して、

なんと、
午後2時から午後5時まで、「総集編」。
午後7時から午後9時まで、「特別編」。

そして、午後9時から、
いよいよ25分拡大版の最終回。

1日で、6時間半ですよ(苦笑)!

観てない方は、
まだ間に合います。

是非、「総集編」を観て、
「最終回」に臨んでほしいですが、

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※↓からも、ダイジェスト版で、それなりに楽しめます。
http://www.tbs.co.jp/shitamachi_rocket/story/
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簡単に言うと、
このドラマは、まさに

(我々)
技術者のドラマ。

下町の名もない中小企業
(佃製作所)の社長かつ技術者の

佃航平(つくだこうへい)が、

様々な問題にぶちあたりながらも、
それを突破していく物語。

そう。
我々も骨身に染みてますが、

技術を磨き、いいものを作っても、
必ずしも売れるわけでない。

大企業から(政治的理由で)振り回され、いじめられ、
ライバル会社に騙され、攻撃され、蹴落とされる。

最終回、
正義は勝つのでしょうか!?

楽しみですねえ。

皆さんも、色んな思いを投影して
このドラマを観ているでしょうが、

私が泣けるのは、なんと言っても、
大企業・帝国重工の財前(ざいぜん)部長。

彼のファンです。
(脇役ですけどね)

財前部長は、
佃製作所の技術に魅せられ、
佃航平の真摯な人間性にほれ込み、

大企業の部長という立場も省みず、
自社のロケットシステムに、

佃製のバルブを、強烈に推薦する。

しかし、品質はいいけど、
悲しいかな、名もない中小企業、
佃社長の正義感も裏目に出て、

大企業の帝国重工は、
佃製のバルブを、採用しなかった。

・・・と同時に、財前部長は責任を負い、
失脚。

悲しい。

大企業の中で、
ヘラヘラ仕事すれば、きっと楽だった。

しかし、財前部長は、自分の良心に従い、
真っ当に、よりよいものを提案したがゆえに、

逆に、自分が大企業の中で、
苦しい立場に追い込まれてしまう。

ほんと、泣けるでしょ。

そして、
思い当たる人も多いかと。

実はね、私も今、
リアルに思い当たっている。

少し前、私は↓こんな提案しましたね。
法人向けのサーチマンJava教育のご提案

このご提案、
色々とお申込みがありましたが、

一つのケースとして、
社長から直接お申込みの場合は、あっさり決まる。
(そりゃ、そうですね)

しかし、大企業の
一社員が申し込んでくれた場合は、

財前部長よろしく、

社内での根回し、稟議、役員会、
色んなハードルがあり、
本当に苦闘させてしまっています。

以下、本名を出すわけにいかないので、
「財前部長」と呼びますが、

私の提案を受けた、
某大手企業の財前部長は、
当初、こんなメールをくれた。

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当社は、開発を重点的にやっている会社でないため、
上の人間は、「上流工程、上流工程」と言い、

プログラミングなどの基盤の部分を
軽視しております。

基盤の部分の重要性を理解してもらうために
今、一生懸命周りをまきこんで、
動いております。

誠に恐縮ですが、
少し時間を頂ければ幸いです。
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と。

しかし、財前部長の意気込みとは裏腹に、
その苦戦が伝えられ、

遂に先週、担当本部から、
一定の結論が出た。

以下、財前部長からのメールを掲載しますね。

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財前(仮名)です。
連絡が遅くなり申し訳ありませんでした。

本社の担当本部からの回答です。

大変失礼な内容のものもありますが、
お気を悪くされないで下さい。

1.サーチマン佐藤様との個人契約は、ありえない。

2.費用だけ支払うことでトンズラされないか?

3.サーチマン佐藤様が倒れたらどうなるのか?

4.ネット研修で、個人的なサーバでの運用などもってのほか。

5.本当にためになるのか?会社への貢献度を示せ。
大手企業の研修やその他の大手会社がやっている
e-learningとの差を示した上で、メリットを出せ。

上記が問題点としてあがり、
稟議が止まっています。

頭の固い上位者が多いため、
非常に厳しく大変苦慮しております。

引き続き検討はしていこうと思いますが・・・
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なんだかなあ。
悔しいですよ(涙)。

この私が、トンズラするっての??

それこそ、私が一番嫌いなこと。

私は頭にきて、
「免許証でも、住民票でも何でも出してやる」
「役に立たなかったら全額返金する」
と、返信してしまいました。

(財前さん、暴言すみませんでした)

まあ、冷静になれば、
大企業にとっては、これは当たり前のこと。

私は、個人でした。

中身うんぬんでなくて、大企業は
まずは形式が一番大事だし、

その証拠に、中身に関しては、
私は何もクレームを受けてない。

というか、担当本部は、
そもそも、中身を見てない。

私としたら、一度でいいから、
中身を見て、その上で判断して欲しい。

まさにドラマの、
佃製作所の気分なのです。

そんな気分もあり、
ドラマに泣いてしまう今日この頃。

佃社長は、
「佃プライドがある」と言いますね。

私にも、
「サーチマンプライド」がある。

今回のご提案だって、私は、

何十回も推敲を重ね、
利用者がすーっと理解できるように、
句読点や助詞にまで気を配り、
文章にリズムをつけ、読みやすいようにして、

最後の最後に、
「遊び心」もいれてみた。

そして、正々堂々と
嘘をつかずに売る。

その中身をみて、
判断して欲しかったなあ。

たぶん、採用は無理でしょう。
悔しいですが、仕方ないですね。

これ以上やったら、
財前さんの立場も危ない。

「財前さん、飯でも食いにいきましょう。
ビジネス抜きで、財前さんと話がしたいです。」

私はメールしてみました。

実は、私は財前さんと会ったこともない。

それでも、メルマガだけの関係で、
財前さんは、ここまで骨を折ってくれたのだ。

本当に、ありがとうございました。

来年以降、また実績を積みますので、
今度こそ、ロケット飛ばしましょうね。

日曜日、いよいよ最終回。
また泣いちゃうかもです。

ではでは。

またお会いしましょう。
ありがとうございました。