サーチマン佐藤です。
こんにちは。
一昨日、こんなメルマガを出しました。
「SEにとって「高プロ」は自由か過労死か?」
で、現状のアンケート結果をみると、
意見が真っ二つです。
ある人にとっては天国、
ある人にとっては地獄、
と見えるらしい。
もちろん、賛成・反対があっていいのですが、
しかし、私には、どうしても気になることがあり、
今日のメールとなりました。
それは、
「自分はさて置き、他人を徹底的に叩く風潮」
についてです。
この悪しき風潮を、
IT業界に蔓延させてはいけません。
今回のメルマガのお便りを読むにつれ、
こんな意見も散見した。
【読者から】
——————————————-
はっきり言って、日本の企業は
「もはや働くところではない」と思っています。
TVで「優良企業」なんてものも、
一枚皮をはがすとブラック企業です。
——————————————-
つまり、「会社=悪」という図式で、
会社を徹底的に叩くことがいい・・・・
と思っている人がいる。
私は思うのですが、
そんなに徹底的に否定するなら、
じゃあ、アナタが、
「ホワイト」の会社を作ればいいのでは?
まさか、自分が出来ないことを、
他人には求めるのか?
最近の風潮として、
特にテレビのワイドショーに顕著ですが、
自分のことはさて置き、
他人には厳しく、
社会的に抹殺するまで叩く。
こんな日本でいいのか?
わかりやすい例としては、
いわゆる「不倫」報道だ。
名前を出すのは恐縮ですが、
でも、わかりやすいので出しますが、
例えば、安藤優子キャスターが、
デスクに前腕をつけ、
身を乗り出すように、したり顔で、
「絶対に許せませんね」と言う。
おいおい!?(苦笑)
アナタ(安藤キャスター)自身、
妻子ある男性からの不倫略奪婚を2回もしていて、
エラソーに言えますか?と、私は思う。
人間誰しも、その場に置かれたら、
自分も、そうしてしまうかも?
くらいの話に対して、
薄っぺらい正義感をふりかざし、
徹底的に糾弾する。
ほんと、恐ろしいですよ。
不倫案件ならずとも、
有名人や企業、政治家や官僚に対しても、
些細なことでも糾弾する。
我々の業界でも、
上に対して、全てを求める人がいる。
じゃあ、アナタは?
いや、誤解して欲しくないですが、
求めてもいいんですよ。
批判してもいいのです。
でも、程度の問題であって、
「100%ホワイトを求める」
そうでなければ許さないって風潮は、
社会や仕事を、根本から壊す。
私は、それを危惧します。
「自分ならどうする?」
「自分にできるのか?」
くらいの想像はして、
その上で、批判しましょう。
まあ、難しい気持ちもわかりますけどね。
ブラックで働けば、
「アイツは許せない」って恨みもでます。
何を隠そう、私自身、
2人許せない人がいます。
しかし、それと同列に、
その種の全てを否定しても、生産的でない。
「なら、自分でホワイトの会社作ろう」とか、
「ホワイトの会社に転職しよう」とか、
時には寛容に、時にはバネに。
気持ちを切り替えるほうが、
生産的で幸せでしょ。
そのうち、恨みも忘れますよ。
以上、最近の風潮に対して思ったことでした。
ではでは、またお会いしましょう。
ありがとうございました。