サーチマン佐藤です。
こんにちは。
今日は、暖かくて気持ちいいですねえ。
電車の中で、思わず昼寝してましたが、
(誰も、見てねーだろーなー!?笑)
明日から、また寒の戻りがあるとか。
体調管理には、気をつけましょう。
さて、さて。
もう少しリーダー論の補足をしておきますね。
(勘違いされそうな面もあるので)
私はリーダーの権威づけとして、
「合理的じゃない非常識な命令こそが、試金石にもなる」
というメッセージを送りましたね。
まあ、我々の業界の合理的じゃない命令は、
「徹夜作業」なんか、いい例ですね。
(眠くて)効率的に仕事が進むわけじゃないし、
翌日は死んでいるし、健康にもよくないしで、
実は、あまり合理的じゃないでしょ。
徹夜って。
でもね、リーダーが「徹夜」と言ったら、
妙にチームの結束が生まれたりする。
あの現象です。
あれは、権威づけの一環でもある。
しかし、だからと言ってね、
そんな無茶なこと頻繁にやったらダメですよ。
そんな無茶するのは(権威づけは)、
「ここ一番」の時だけ。
普段から無茶すると、
ただの暴君になり、チームは崩壊する。
当たり前ですが、普段は、
合理的で常識的な指示を出し、
注意したり叱ったりすればいい。
この繰り返しです。
ところで、アナタはリーダーとして、
普段、注意したり叱ったりする時に、
最も基本的で重要なことは、
何だと思いますか?
この基本は、
古来からの鉄則ですが・・・
わりと知らない人が多いような。
例えば、プロは結果が全てであり、
結果が出ない時は叱る、というリーダーもいるし、
失敗することは問題ではなくて、
努力不足の時は叱る、というリーダーもいる。
全く正反対でしょ(笑)
どっちなんだ!?って話ですが、
実は、どっちでもいいのです。
大事なのは、
アナタの方針をきちっと伝えること。
まずは、そこです。
例えば、私の経験で言うと、
委託した仕事が完了したので、
支払い手続きを進めていたら、
上司から叱責された。
何故か??
その上司なりに資金繰りを考え、
「支払いは遅く、請求は早く」という方針だったらしいのですが、
私は、人の道として、
「請求は遅くても、支払いは早く」と思っていたわけで、
その上司に凄く反発しました。
せめて方針を言ってくれれば、
叱責されるようなこともなかったし、
その上司を嫌いにもならなかった。
(アナタが)
「常識だろ」と思うことは、
案外と常識じゃないですよ。
特に最近は。
生きてきた背景が多様化しているしね。
色んなやり方がある。
「メールで全て残せ」と言う人もいるし、
「フェースtoフェースが大事」と言う人もいる。
細かいこと言えば、
お客さんはエレベーターまで見送るのか?
電話は何と言って出ればいいのか?
全然違ってますし、
何が正しいなんてわからない。
ただ、大事なのは(鉄則は)、まずは、
アナタ(リーダー)の方針をメンバーと共有すること。
方針を共有してないのに、
注意したり叱ったりするのはNG。
→それこそ、反発を招くだけ。
逆に、方針を共有しているのに、
注意しなかったり叱ったりしないのもNGですよ。
→なめられるだけですから。
この順番とさじ加減、
しっかり押さえておきましょうね。
以上、
リーダーが、注意したり叱ったりする時に、
最も基本的で重要なことでした。
ではでは。
何かの参考になれば。
ありがとうございました。
またお会いしましょう。
●追伸
中国の有名な兵法家、孫子も言ってます。
「方針が明らかではなく、命令が行き届かぬのは将の罪である」
「既に方針が明らかで、命令通りにならぬのは部下の罪である」
太古の昔から、このパターンは鉄則です。
●追伸2
そもそも、
「注意したり、叱ったりできない」という場合は、よかったら、
「弱気SEがダントツマネージャー」をお取り寄せしてみてくださいね。
21ページあたりに、具体的に
「実行させる」方法が書いてありますので。