仕事やお客さん、あの人が二度と紹介して貰えない理由

サーチマン佐藤です。
こんにちは。

秋晴れの日曜日。
少しご無沙汰していましたが、お元気でしょうか?

私のほうは、先週から少人数限定の
SEとして自立・独立を目指す勉強会
(通称、ペンギンプロジェクト二期)を始めましたが、

今日は、
そんな勉強会のトピックスを話してみますね。

SEとして自立・独立するためには、
ある程度の技術力を高めるのは当然として、

その後どうするのでしょうか?

はっきり言えば、いくら技術力を高めても、
お客さんがいなければ、何も始まらない。

じゃあ、お客さんはどうやって見つけるのか?

勉強会当日は、
「やっぱり、紹介が手堅い」
「人脈が大事」ということでした。

で、
その考え方、具体的方法、
泥臭い実践論について、

IT業界では超メジャー企業の
マーケティング部長を
ゲスト講師としてお招きして、

模索したわけですが・・・・・・

でもね、
勉強会で語らなかった
裏話が一つある。

それはね、

たぶんアナタも
仕事やお客さんを
紹介されたことがあると思うのですが、

紹介した側としては、
紹介した後でね、

「また紹介したくなる人」と
「二度と紹介したくない人」と、

明確に分かれてしまうという話。

さて、その分かれてしまう
原因は何でしょうか。

答えられますか?

実は、その答えについて、
私もかねがね思っていましたが、

なんだか
「自分が小さい」気がして(苦笑)、

(その答えの)
感情を封印していました。

でもね、勉強会前に、
ゲスト講師さんと話して、

どうやら、その答えは、
人の自然な感情とわかり、

一般的な法則として通用しそうなので、
ここで述べてみますね。

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【変化】紹介したい人から、紹介したくない人へ
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もう3年くらい前ですが、
私のメルマガの読者で、
地方出身の30代前半の男性SEがいました。

彼から貰ったメールを、そのまま掲載してみます。

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今日は、佐藤様にご相談させて頂きたいことがございます。

現在、私は東京へ転勤で来ておりまして、
こちらで仕事に携わっていくうちに、東京でのレベルの高さを認識するとともに、
こちらで身を立てたいと強く考えるようになりました。

それに伴い、今後は、東京で腰を据えてITの仕事に取り組み、
更なる成長を図っていければ。と考えております。

そこで、大変恐縮なのですが、佐藤様のお知り合いなどで、
エンジニアを探されている会社などご存知ではありませんでしょうか。

急なお話で大変恐縮なのですが、何卒よろしくお願いいたします。

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いい感じでしょ。

基本的に私は、
「自分の意思表示して、行動起こす人」が好きなのです。

だからね、このメールを貰った時、
私にとっての彼は、

「紹介したくなる人」だった。

でもね、今では、
「二度と紹介したくない人」になってしまった。

何故か?

アナタもそれを念頭に置いて、
読み進めて欲しいのですが、

このメールを貰った後、
私は行動を起こしましたよ。

まず、彼に会いに行った。

彼が忙しくて、ランチしか時間がないので、
彼の職場まで行って、ランチ一緒に食べて、

彼と話しました。

会ってみて、
「まあ大丈夫かな」と思い、

今度は、(SEを探している)
私の旧知の横浜の会社の社長に会いに行った。

「こんな人がいるけど、どうですか?」と。

その社長曰く、
「佐藤さんの紹介なら、会ってみよう」
ということになり、

日付を設定して、後日、
彼と、その会社で面談となったのです。

私がいると、お互いに遠慮するだろうし、
私も特に必要もないと思ったので、

面談は、彼だけで横浜へ。

で、面談当日・・・・

「どうなったかな?」と
私も気になっていたのですが、
彼からはその後、一切連絡なし。

連絡があったのは、横浜の会社から、
「今回の話は、無しになりました」と。

ビジネス上、うまくマッチングしなかったようで、
まあ、それはそれでいいのですが、

何故に彼は、
私に事後報告してこないのでしょうか?

連絡もお礼も、何一つない。

これがふつーの常識??

すごく合理的に考えれば、
彼にとって私はもう、

「用が済んだから、連絡する必要がない人」
なのでしょう。

でもね、私としては、
気分が悪いわけです。

こう言ってはなんですが、
彼の職場までの交通費、ランチ代、
横浜への交通費、そして時間も、

私の自腹です。

いや、そんな小さい話はいいとしても、
事後報告のメールか電話一本あれば、
気持ちよく終われたのです。

いや、むしろ、私のほうが、
借りができた気分にもなって、

今度何かあったら紹介しようとも思った。

でもね、その後の彼から、
たった一本のメールや連絡がないために、

私にとっての彼は、
「もう二度と紹介しない人」になりました。

親身になったのが、アホらしいですよ(怒)。

ちっこいですか?(笑)

愚痴かもね。

今まで、
そんなことグダグダ言っても
かっこ悪いと思って、

自分の中に封印していましたが、

でも、ゲスト講師さんと話して確信した。

これは一般法則です。

ビジネスで、誰かを誰かに紹介する。
よくあることですね。

合理的に考えれば、
仲介した人は必要なくなる。

でもね、我々は感情をもった人間です。
感情は消えないのです。

具体的に言えば、
「ありがとう」って言われるだけでいい。

たったそれだけの事が無いために、
「二度と紹介したくない人」のリストに入ってしまう。

この恐ろしい現実。

でもね、(悪気はないようだけど)
この恐ろしい現実を知らない人が、
この業界には凄く多い。

「紹介されたら、もう用はない」じゃなくて、
「紹介されたら、まずはお礼を言う」

礼儀としても当然だと思うけど、
長期的な利益を考えても、必要なこと。

結局、人間は感謝されたい生き物。

で、さらに言えば、
人間は嫉妬もする。

紹介した人同士が、
ビジネスを始めたらどうするのか?

もちろん、そのビジネスについて、
紹介された人が仲介者に対して、
毎週報告する必要はないけど、

折に触れ
「こんなビジネスやってますよ」くらい報告しておくのが無難。

人間は感情を持っているから。

で、さらに言うと、
ビジネスが進んで、紹介した人同士が、
大成功、大儲けしたらどうするのか?

ここは難しいところ(苦笑)

仲介者が豹変して、
「仲介料よこせ」となって揉める場合もあるし、

でも、大概はそんなつもりはないので、
大儲けしたら、そのお金で飯でもおごってあげて、

感謝の意を伝えるくらいが、
まあ、ちょうどいい常識的なところかな。

微妙ですけどね。

そう。
ビジネスは、人と人とのつながり。

ちょっとした節目で、報告するとか感謝の意を伝えるとか、
少なくとも、第一報だけは必ずすること。

そんな小さなことするだけで、
あっと言う間に大きな世界が開けるはず。

ここで世界を狭めている人が多すぎる気がして。

よかったら少しだけ、
気にしてみてくださいね。

ではでは、またお会いしましょう。
ありがとうございました。

●追伸
ペンギンプロジェクト参加者へ

この勉強会の前、
SEの理想郷Tさんと
あの部長さんと私で、

こんな話で盛り上がってました(笑)

では、来月。
自立、独立にむけて、
また勉強していきましょう。

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