サーチマン佐藤です。
こんにちは。
IT業界の働き方として、
在宅勤務はお互いにハッピーになることが多い。
そんな話をしてきましたね。
また、論より証拠ということで、
先週は新宿で、
某大手開発会社(Sier)のマネージャー
Dさんをお招きして、
「在宅勤務」の勉強会してきました。
(参加者の皆様、お疲れさまでした)
さて、そこで明らかになった
Dさんの在宅勤務の典型的タイムスケジュール。
ちょっと披露しておきましょう。
5:00:起床
5:00~7:00:自由時間と朝食
7:00 ~8:00:メールチェック
8:00~11:00:仕事 ※適時短時間の休憩をする
11:00~12:00:外食か、家で昼食
12:00~14:30:仕事 ※適時短時間の休憩をする
14:30~:自由時間
もちろん出勤日もありますが、
多い時はこんな在宅勤務を週3日しているとかで、
Dさん曰く(在宅勤務の日は)
「半休と同じ時間が手に入ります」
と嬉しそうに。
そして「会社に感謝している」とのことでした。
いいなあ~!
アナタも、こんな会社に
転職したくなったでしょ?(笑)
あっ、ちなみに
「SEの理想郷」を購入頂いた方には、
Dさんの会社名とお名前を
別途メールでお知らせしてありますので、
その会社の
ホームページも見てくださいね。
そんな素晴らしい制度なのに、
何故か、そのホームページでは、
あまりアピールされていません(笑)。
理由はよくわかりませんが、
その在宅勤務制度は、
「お客さんも凄く羨ましがる」と聞いたので、
もしかしたら、
お客さんに気を使って
アピールできないのかもですね。
日本人らしく(苦笑)。
だとするなら、今年の新入社員は
そんな素晴らしい制度があるとも知らず、
入社してみて、
ラッキーと思ったのかなあ・・・・
まあ、どうでもいいか。
さてさて。
そんなハッピーな在宅勤務の会社がある一方で、
在宅勤務なのにアンハッピーな会社もある。
先日のNHKの
クローズアップ現代に出ていました。
その会社は、IT企業で
官公庁にシステムを納めているのですが、
そこの正社員の20代女性は、
「システムのマニュアル作成」という仕事を、
在宅勤務で頼まれたのですが・・・・・
でもね、結果どうなったか?
彼女は、(在宅勤務なのに)
過労で体調不良になってしまった。
会社側は、
「在宅勤務だから、自分の好きな時間にやればいい」
と仕事を依頼したそうですが、
いくら好きな時間にやればいいと言われても、
膨大なノルマをつきつけられ、
彼女の勤務時間は、
朝 4:00~夜 25:38
無茶でしょ!
そう、結局ね、
当たり前なんだけど、
在宅勤務になっても、
全てがハッピーになるわけじゃない。
(仕事を振り分ける立場の)管理職が
仕事のボリューム感を適切に把握する必要がある。
無理なノルマの仕事を頼んでも
悲惨な結果を生むだけ。
かと言ってね、
勉強もしないのに
(↑ほんと、こういう人も多い)
「できない」と言い訳する部下を、
放置プレーしていても、
会社全体がおかしくなる。
微妙なバランスが必要なのです。
そこでね、
その微妙なバランスをどうするのか?
というポイントも話しておきたいのですが、
私だったら、
自分でその仕事が出来るようになって、
仕事のボリューム感を把握してから、
部下に頼みますけどね。
これが固いでしょ。
例えば先日、
「Java初心者の勉強セット」をご提供しましたが、
ある受講者は、
こんな理由で申し込んでくれました。
—————————————————
最近転職し、Javaの技術を理解する必要があります。
コーディングではなく、主にマニュアル作成の仕事ですが、
マニュアルを書くとき「なんとなく」の知識で書いていると、
相手にそれを悟られてしまいますよね。
理解を深めるには
実際に動かしてみることが一番だとわかっていますし、
効率よく時間を使いたいと思っている次第です。
サーブレットはWEBベースのアプリケーションにおいて基本中の
基本なのですが、何度技術書を読み直して理解したつもりでも中々
脳に定着しないのは私だけでしょうか。(笑)
—————————————————
要するに、
理解してないと相手になめられるし、
理解するには実際に動かすことが一番の手法だと。
素晴らしいでしょ。
他人と仕事する時は、
この手法が、
着実に「石橋を叩いて」仕事を進められる。
まあ、悪く言えば、
私のような小心者がとる手法とも言えますが(苦笑)。
そんな面倒な手法じゃなくて、
もっと思い切って効率あげたいなら、
(仕事する)パートナーと絶対的な信頼関係を築く手法もある。
この信頼関係が出来ると強いですよ。
何故なら、
信頼ベースがあると
自分で試す手間が省けるし、
余計な気を使わなくていいし、
完全な分業体制が出来るから、
結果、物凄く効率があがる。
例えば先日紹介した
「SEの理想郷」に出てくるTさんは、
パートナーやリーダーと信頼関係をベースに仕事しているのですが、
こういう関係を作れば、ものすごく強い。
子育て中の主婦でさえも、
自宅で仕事して、100%時間を思い通りに使い、
企業から普通に受注して、
高い収入を得ることができる。
そう。
そんな感じで、
在宅勤務には、ポイントがある。
だからね、
私も少し反省しているのですが、
今までの話のなかで、
「在宅勤務=ハッピー」
と定義し、
そう思っている人も多いようですが、
全てを礼賛すべきでなかった。
正確に言うなら、
在宅勤務になれば多くはハッピーだけど、
全てがハッピーになるわけじゃない。
(↑ここ微妙)
その微妙な差は、
結局のところ、
普通に会社で仕事しても、
普通に成果あげる人たちが、
在宅勤務してこそ、
一気に労働効率が上がって、
ハッピーになれる。
だからね、
今後こういう働き方が広まってくるわけですが、
それを利用したいなら、
我々がやるべきことは、
リーダー側なら、
仕事のボリューム感を把握できる感覚を養うか、
絶対的に信頼できるパートナーを作るか、
パートナー側なら、
普通にプログラム書けるとか、
普通にドキュメント作れるとか、
普通に成果あげられるようになっておくこと。
まあ、普通の定義が難しいですが、
Googleに就職できるような
天才的な能力じゃなくてもいいけど、
少なくとも、
「Javaの環境作れません」
「議事録書けません」
「会計の棚卸の意味がわかりません」
というレベルは、普通以下。
この業界では、ハッピーになれない。
普通に努力して、
普通に仕事できるようになれば、
今後、一気に幸せになる日も近い気もします。
だってね、上記のDさん曰く、
「私は会社で普通に仕事していたら、
会社の制度が変わって、一気に幸せになった」と、
実感こめて言ってましたから(笑)
本当に、
身も蓋もない話になるけど、
普通に仕事できるようになっておくこと。
結局のところ、それが
在宅勤務を成立させるポイントかもですよ。
以上、今日はそんなお話でした。
ではでは、
またお会いしましょう。
ありがとうございました。
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