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まずは定期便を見よう。老後SEも稼いでいます。

サーチマン佐藤です。
こんにちは。

先週、こんなメルマガを出しましたね。
老後資金2000万円の元資料と、老後SEの生き方。

まずは、アンケート結果です。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【質問】老後は、どう生きますか?
(65歳以下の方は心持ち、65歳以上の方は現状で)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【回答結果】

「65歳以降、月5万円以上稼ぐ」
241票(26.7%)

「65歳までに、2000万円以上貯める」
160票(17.7%)

「65歳までに2000万円以上貯め、かつ月5万円以上稼ぐ」
227票(25.1%)

「65歳以降、節約生活でOKです」
153票(16.9%)

「実は、年金払ってません」
40票(4.4%)

「考えたことありません」
28票(3.1%)

「そのほか」
54票(6.0%)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

もうすぐ選挙がありますが、
最大の関心事は、「社会保障」だとか。

その通りですねえ(笑)。
沢山のクリック、ありがとうございました。

では、何に関心があるのか、
個別にみていきましょう。

まず、怒りの声が。

【読者から】
=============================
年金は、国家的な詐欺です。
サーチマンさんに、怒りはないのですか?
=============================

・・・・と、言われてもねえ。

そう言えば、
「年金返せ」のデモもあって、
Twitterで、ホリエモンがdisったら炎上したとか。

私は、ホリエモン信者でありませんが、
同じく意味がわからない。

何をもって詐欺なのでしょうか?

先日、友人と話していて、
意外と知らないんだなあと思ったのですが、
アナタにも、「ねんきん定期便」のハガキ、
毎年届いていますよね?

それ、見てください。

そこには
今まで納付した額と、
65歳以降、いくら貰えるのか?
が示されている。

私の場合は、
65歳以降、10年も生きれば、
納付額を大幅に上回り、
30年も生きた日には、
大儲けなんですけど(笑)。

たぶん、多くの方は、
そんな数字になっているのでは?

まあ、確かに、年金は、
いい加減な運用もやっていたし、
それは別途、怒るとしても、

それなりに、コスパいいはずですよ。
(税金も入っているしね)

少なくとも、
アナタの個人の年金をネコババしたり、
本当に返して、無年金になれば、
困ると思うんですけどね。

ということで、すみません、
私は、怒りの真意がわからないのですが、
もう少し、詳しく教えてくださいね。

で、そんなお怒りがある一方で、
他のお便りで、
若い方?の多くは、こんな感じ。

【読者から】
=============================
出来れば、65歳以上でも、
なんとか10万円くらいは稼ぎたいです。笑
=============================

そりゃ、そうですね(笑

でもね、実際、本当に稼げるか?
どんな感じになるのか?未知の世界だ。

そこで、以下に、
先輩方のお便り、紹介しておきましょう。

【60歳の読者から】
=============================
昨年60歳を迎え再雇用となり、
1/3の給料で以前と同じ仕事を継続しています。

本人は、さっさと退職して、
気楽な生活を送るのを夢見て、
60歳の定年を指折り数えて待っていたのですが、

仕事の都合で、
辞めるに辞められず現在の状況となっています。

蓄えは1000万に届いてませんが、
年金は25万程度は貰えそうだし、
月25万も使うとは思えないので、
老後も貯蓄は増えていくのではないかと思ってます。
(確証なしですが・・)

もし足らなければ、
それに合わせて切り詰めればよいし、
それでも不足なら、
英語で稼ごうかと思い現在英語の猛勉強中です。
=============================

【63歳の読者から】
=============================
私事ですが、
私は2000万円預金しています。(もう少し多いか)

現在63歳ですが、
今もCOBOLプログラマとして仕事をしている
個人事業主です。

これからも当分の間稼ぐつもりです。

それから、65歳を過ぎても、
仕事をするというのは、
お金のためではなく自分のためだと思います。

私も65歳を過ぎても、
仕事がある限りプログラムを作り続けると思います。

年を取ると仕事が一番
社会とつながりができると思うのです。

今年の4月、5月は仕事がなく遊んでいましたが、
6月に仕事ができて少しホッとしています。
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【72歳の読者から】
=============================
大体、いつも足りない。

何とかいつも、マイナスでやっている。

マイナスが大きくなると、
やばいと言って仕事をして、
マイナスを少なくしてゼロに近づける。

ゼロに近づくとと、
またのんびりする。

それの繰り返し。

自分は+だと、
のんびりする性分だと思います。
-でエンジンがはいる。
=============================

そんな感じかいな(笑)

結局のところ、
今、現在の仕事が、将来の糧にもなるし、
それなりに勉強しておけば、
それなりに、なんとかなるのかな。

もう一つ、紹介しておきましょう。

【読者から】
=============================
定年退職後、
以前の会社の元上司が何人か、
私が所属する会社で数人活躍しております。

不足分(自分の小遣い分w)を稼ぎたく、
という事もありますが、
貴重な戦力になるので非常に助かっています。
=============================

お互い、
戦力になれる自分でいたいですね。
(結局は、勉強)

あっ、でもね、その前に、
自分の「ねんきん定期便」は、
確認しておきましょう。
(意外と、知らない人多いようなので)

もちろん、
積み立てが増えていけば、
支給額も増えますが、
おおよそ、どのくらい貰えるのか把握して、

自分なりの老後SE計画、
たてればいいのかなと。

ではでは。
またお会いしましょう。

ありがとうございました。




老後資金2000万円の元資料と、老後SEの生き方。

サーチマン佐藤です。
こんにちは。

最近のニュースで、
「老後資金に2000万円必要」と流れ、
巷では、
「無理だ、ふざけるな!」「年金返せー」と、
大騒ぎになっているとか。

・・・うそー!マジ(汗)?

と、昔の私なら、
多少は焦ったと思いますが、
ここ最近、私は、すっかり、
マスコミ不信(苦笑)。

今回の件を聞いても、
「また、いつものあれか」と、
第一印象で思ってしまった(笑)。

いやいや、すみません。
印象だけで話してもよくないですよね。

そこで、裏をとるべく、
出元の一次資料にあたってみました。

読めば、その結論は要するに、
65歳以降の
平均支出が月25万円に対して、
年金だけの平均収入が月20万円。

その差が、月に約5万円。

平均寿命が延びてて、
仮に95歳まで生きれば、
65歳からの30年間で、その差が、
合計約 2,000 万円になるというだけの話。
(↑この一文を切り取ったんですね)

なので、65歳時点で、
貯金がないなら、
月20万円の節約生活すればいいし、
(20万円だって、そこそこの生活でしょ)

節約がいやなら、
貯めておくか、稼げばいい。

別に今、叩く話でもないと思うし、
もともと、私も、
そんな感じと思っていたけど、

皆さん、どうですかね?

たぶん、今回の件は、
選挙が近いので、野党やマスコミが、
ネタ見つけたってことで、大騒ぎなのでしょう。

数字を出してくれた報告書は、
むしろ、良心的な気もするし、

切り取って感情的に煽るのでなくて、
「老後資金2000万円が必要」に対して、
そもそも、その数字は何のか?

我々は何をすべきか?
と議論した方が健全かな。

ということで、ここでは、
その数字を踏まえて、
「老後SEの生き方」を考えてみます。

いいですよね。

65歳以降、仮に、
平均的な支出をキープしたいと望めば、
以下の選択肢になる。

「65歳以降、月5万円以上稼ぐ」
or
「65歳までに、2000万円貯める」

もちろんね、
65歳までに2000万円以上貯めて、
なおかつ、65歳以降も、
月5万円以上稼いでいれば、
平均以上の、素敵な老後に(笑)!

このメルマガ読者には、
65歳以上の方も多いと思いますが、
実際、どうでしょうかね?

今、現役世代の我々にとっては、
月5万円は、楽勝って気もするけど・・・・
でも、いつ働けなくなるかわからないし、
やっぱり資産形成も必要かなあ、とかね。

まあ、そこで、
最後にアンケートしておきましょう。

65歳以下の方は心持ち、
65歳以上の方は現状で、

以下、一つクリックしてくださいね。
(アンケートは終了しました)

「65歳以降、月5万円以上稼ぐ」

「65歳までに、2000万円以上貯める」

「65歳までに2000万円以上貯め、かつ月5万円以上稼ぐ」

「65歳以降、節約生活でOKです」

「実は、年金払ってません」

「考えたことありません」

「そのほか」

次回、実際どうする、どうした?とか、
議論できるといいですね。

ではでは、
またお会いしましょう。

ありがとうございました。




令和時代。中国・韓国とのおつきあい、結果報告。

サーチマン佐藤です。
こんにちは。

前回、こんなメルマガアンケート行いましたね。
「令和時代。中・韓国とのつきあい」

今日は、まず、
その結果をお伝えしましょう。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【質問】新規のビジネスで、
中国や韓国とつきあいたいですか?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【回答結果】
「両国とも、つきあいたくない」
485票(55.1%)

「韓国はあり。中国はなし。」
29票(3.3%)

「韓国はなし。中国はあり。」
205票(23.3%)

「両国とも、つきあいたい。」
60票(6.8%)

「わからない。」
44票(5.0%)

「そのほか。」
58票(6.6%)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「両国とも、つきあいたくない」方が、
半数を超えました。

まあ、「新規」という条件をつけたんでね。

私も、旧知の韓国人や中国人なら、情もあるし、
また、何かのきっかけで、いい人と出会えば、
そりゃ、つきあいますけど、
しかし、新規でつきあうなら、
わざわざ、反日国家の人とつきあう気がしません。

新規なら(←ここ大事)
親日国家の人とつきあいたい。

個人的な思い出としても、
数年前、タイに行きましたが、
親日で、やっぱり気持ちよかったですしね。

そりゃ、タイにだって悪い人もいるし、
中国・韓国にもいい人もいるけど、
確率の問題というか。

まあ、そんな感じで、
「両国とも、つきあいたくない」人は、
半数を超えましたが、
そのお便りも、3通紹介しておきましょう。

【読者から】
========================
どちとも仕事をしたことはあります。

上海には支社もありますが、
業務命令なら仕方ないというレベル。
経験上避けたいですね。
========================

【読者から】
========================
技術盗用や
徴用工裁判に関する報道を見る限りでは、
どちらも無理かと思います。
========================

【読者から】
========================
中国は完全管理情報社会に突入し、
韓国は文政権下。

どちらも、二国以外が望む未来はないと思います。

ただ、どうしても中国でビジネスをしたい場合、
中国企業をクッションにしないとビジネスできません。

詳しいことは仕事の中身上言えませんが、
現状そうです。

サーチマン佐藤さんだけに言っておくと、
●●技術のことです。
(伏字はご了承くださいませ by サーチマン)
========================

この他にも、
物凄い数のお便り頂いています。

本当にありがとうございました。

一方で、
「中国とつきあいたい」という人も、
それなりに多かった。
しかし、韓国は少なかったですねえ。

意外というか、
少なくとも建前上は、

韓国は、自由主義陣営だし、
米韓同盟、日米同盟があって、
3か国連携があるわけでしょ。

最近の出来事で、よっぽど、
うんざりしたんですかね。
(ま、私も、そうなのですが)

代表的なお便り、紹介しておきましょう。

【読者から】
========================
付き合いたくはないが、
現状少なくとも中国との付き合いは、
しなければ会社の将来がなくなるのが現実
========================

ん?・・・新規って条件ですが。

この理由で、「中国とつきあう」と
クリックした人多いです(苦笑)
まあ、いいや。

【読者から】
========================
感情的には、どちらとも嫌ですが、
中国については、
経済面で無視できない存在になってきているので、
言うべきところははっきり言って、
割り切って付き合っていく相手と思います。

韓国は、経済面でも中国ほど大きくないし、
もう国交断絶とかで良いと思います。

もちろん日本も経済的なダメージは、
一時的にあると思いますが、
限定的だし将来的にはプラスになると思います。
========================

【読者から】
========================
韓国は、国として無理そうですね。

私も韓国人の知り合いもいて、
その人は、変ではないですが、
法治国家と思えないような国とは、
付き合えないですね。

だんだん悪くなっていっているし、一旦
関係を切っても良いと思います。

中国は、ソースコードの開示や、
合弁会社の出資比率が49%までと聞いたときは、
無理と思いましたが、

最近は、国際化にも気を遣うようになってきているようで、
これからよくなるかもしれないと思っています。
========================

【読者から】
========================
私の会社では、
中国を中心にオフショア開発が盛んで、
ビジネス的に付き合わないことは難しい状況です。

個人的には中国も韓国もビジネスしたくありません。
そうとうなリスクですよね。

とはいえ、作り上げてしまった開発拠点を、
放棄するという選択はないと思ってます。

弊社の中国メンバーは、
アメリカに行けずに第2希望で入ってくる人が多いですが、
いい人(技術力も高い)が集まっています。

新たな拠点を作ることはせず、
これまで投資した分を維持することは必要と感じます。

ちなみに韓国人はいますが、
韓国のオフィスはありません。

日本に来ている方は、
癖のある方もいますが、
真面目な方が多いですね。

とはいえ、弊社も、
中国だけに依存するわけにもいきませんし、
英語圏のオフショアとニアショアも最近は充実してきています。
========================

【読者から】
========================
韓国も中国も嫌いですが、
ビジネスとしてみた場合、
中国は巨大な市場を持っているため、
好き嫌いではなく付き合わざるを得ないと思います。

韓国も優秀な方が多く、
韓国企業ではなく、
日本で起業している韓国人オーナーの企業となら、
ビジネスは有りかなと思いますが、

国としてみた場合は、相手にしたくないです。

徴用工問題、慰安婦問題、
レーザー照射問題どれを取っても、
酷すぎて唖然とします。
========================

こんな感じで、
「つきあいます」という意見も多いですが、
「ビジネス観点」という前提条件がつく方が多かった。

しかし、一方で、
ビジネス観点じゃなくて、
博愛主義的な考えで、
「つきあいたい」の方もいた。

2通紹介しましょう。

【読者から】
========================
外交レベルでイライラすることが多いからこそ、
隣国のおつきあいとして、
一般人レベルで、
友好を深める必要があるとも思っています。

過激にデモをする人も、ごく一部でしょう。

政治外交と一般人は、
分けるべきだなと思ってます。

今のところ、中国・韓国と、
いっしょにビジネスをする予定はありません。

ですが、ビジネスは人とのつながりですから、
そういう機会があれば、
なるべく友好的につきあっていきたいと強く思ってます。
========================

【読者から】
========================
政治と国民は、わけて考えるべきです。

国同士で仲が悪くても、国が悪くても、
国民が悪いわけではありません。

つきあいたいです。
========================

「つきあいたい」
「つきあわざるをえない」

色々意見がありましたが、
一つ、はっきり言えることがあります。

多数頂いたお便りの中で、
韓国・中国を、
国として、「いい国」と評価した人が、
一人もいませんでした。

まあ、かねがね、私も、
中国共産党は最悪だと言ってきました。
(↑ここ大事、勘違いしないでね)

文化大革命。
チベット・ウィグル問題。
(是非、調べてみてください)

知的財産権の侵害。
南シナ海、東シナ海への侵略。

ネットによる中国国民の自由な発信と
情報へのアクセスを規制。

中国共産党こそ、
私は、本当に恐ろしいと思っているし、

現在、日本人が直面している、
問題の一つだ。

で、韓国です。

昨日ちょうど、
こんなニュースが入ってきた。

=============================
過日、釜山市内の日本領事館周辺から、
いわゆる強制徴用労働者像が撤去された。

像を撤去したのは、法律にのっとり、
国として当然やるべき行為だった。

ところが、これに
市民からのクレームが殺到。
(市民ってのも、微妙ですが)

法律を執行した釜山市長が、
違法行為者に謝罪した。
=============================

最後、大事ですよ。

我々のビジネスでも、
最も恐るべきは、クレーマーだ。

クレーマーで、
ビジネスが駄目になることもある。

もしかすると、今、我々は、
クレーマーによって、隣国が滅びる状況を、
目の当たりにするのだろうか。

法律を執行した人が、
違法行為者のクレームで謝罪するって、

日本では、
こんなことがあってはならないし、

苦しいけど、怖いけど、
歯を食いしばってでも、

我々のビジネスも、国も、
毅然とした態度でのぞもう、と。

そんなこと思いました。

ではでは。
また、お会いしましょう。

ありがとうございました。

●追伸
こんなメルマガ書いていますが、
(スマンです)
韓国在住の韓国人読者とは、
良好に、やりとりしています。

しかし、彼の心境は、
いかばかりだろうか。

まともな人が、
まともに意見を言えない。

彼の文政権への怒りは、
私とのやりとりでも、
毎回、高まるばかりになっている。

私も、察するに余りあります。




新人研修のアドバイス、ありがとうございました

サーチマン佐藤です。
こんにちは。

私事で恐縮ですが、サーチマン佐藤、
この4 月に、某大手企業の
新人研修の講師やることになりました。

しかし、私は、ここ数年、
学生と接したことがない。

そこで、読者に
世代ギャップ」の調査をお願いしました。

その目次が、以下になります。
(↓クリックすると拡大します)

特に、考えさせられたのは、「多様性」「非常識」について。
(↑のP20~22)

また、驚いたのが、
高校2年生からお便り。

このメルマガは、完全に社会人向けなのですが、
高校生でも面白いのかな??
(いや、本当に、ありがとうございます)

ま、色々な意見があります。

「世代ギャップに対する読者の声 」
なにか参考になると思いますので、見てください。

※特定の会社等の内容がありますので、
PDFのダウンロードにしてお送りします。

本当にお手数で申し訳ないのですが、
↓にアナタのメールアドレスを入れ、「送信」をクリックしてお取りよせください。

メールアドレス:

(解除できない迷惑メール等は、絶対にお送りしません。)

ではでは、以上です。
ありがとうございました。

※女性は、セクハラでやる気をなくすことも多いです。
IT業界のセクハラについては、こちらをご覧ください。




広さ比べ。縦×横を知らなかったら?クイズの答え。

サーチマン佐藤です。
こんにちは。

先日のメルマガで、
こんなクイズを出しました。

「機械学習、単回帰分析の直線。3点だったら?」
https://twitter.com/sato_searchman/status/1092186064985350144

メルマガやtwitterで、多くの回答頂きました。
ありがとうございます。

で、ズバリ答えを言いますが、
答えは、「オレンジ」です。

メルマガでも、twitterでも、
「グリーン」が多かったですが、残念。

ただし、「オレンジ」と答えた人でも、
その理由まで含めて正しい人は、
1名のみ。

・・・・う~ん、
なんとも(苦笑)。

でね、何故、間違うのか?

まず、その話です。

例えば、
縦横11mの正方形と、
縦1m・横100mの長方形、
どっちが広いですか?と問えば、

答えは、もちろん前者ですね。

そう。当然ながら、アナタは、
「縦×横」で比較すればいいと、
知っているから、正解が出せる。

しかし、それを知らない人や、
小学校低学年だったら、
どうでしょうか?

はるか100m先まであれば、
直感で、後者のほうが、
広い気がするかもしれない。

また、ある人は、
周囲の長さを求めて、
前者:44m
後者:202m

ある人は、
1辺の平均を出して、
前者:11m
後者:50.5m

自分の知っている知識を駆使し、
その数字を比べて、
後者のほうが広いと言う。

しかし、
知っている人からすれば、
「そんな、馬鹿なー!」
ですよね(笑)

それと同じ現象が、
今回のクイズでもおきた。

理由をあげた99%の人が、
「誤差」や「距離」をあげている。

例えば、こんな感じです。

【誤差をあげた読者】
=====================
グリーンのほうが、
トータルで誤差が少ない

|25度|27度|29度|誤差
――――+――+――+――+――
オレンジ|+ 5 |- 1 |+ 5 |+ 9
グリーン|+ 7 |- 3 |- 1 |+ 3
=====================

【距離をあげた読者】
=====================
それぞれのy値までの
距離の合計は、どちらも11でした。
=====================

確かに、
誤差や距離で比較したくなるんですよ。
簡単だし、知っているし、
もっともらしいから。

しかし、直感の鋭い人は、
なんか違うのでは?とも思う。

そう、実データとの偏りが
評価されてないんですね。

偏りを評価すれば、
答えは、オレンジですが、

・・・・・・すみません、
話が難しくなってきました。

偏りって、何でしょうか?

偏りを実感してもらうため、
もう一つ、例を出します。

受験時代を思い出してください。

あるテストで、
平均点より10点上、
偏差値が52。

別のテストでは、
平均点より8点上、
しかし、偏差値は62。

どっちのテストが出来た?
と問えば、後者ですよね。

平均点との差だけでは、
優秀さを測れない。

偏りを含めて評価すべきで、
もちろん、偏差値にも、
偏りが含まれている。

なんとなくでも、
わかりますよね。

じゃあ、今回のクイズで、
偏りを含めた評価って何?
という話ですが、

数学的説明は省きますが、
結論だけ言えば、誤差の二乗です。
(二乗誤差と言います)

=========================
※時間ある人は、頭の体操。

オレンジとグリーンで、
二乗誤差の和をとってみてください。

オレンジ:51
グリーン:59

二乗誤差が小さいので、
答えは、オレンジになります。
=========================

実は、この二乗誤差は、
単回帰分析でも、重回帰分析でも、
偏差値の計算でも出てくる、

機械学習・統計学の
基本中の基本。

私は機械学習するなら、
面積=縦×横を覚えるように、
この基本だけは必須と思いますが、
まあ、それは置いといて。

なので、
統計学を知っている人からすれば、
誤差や距離のみの比較をみると、
「そんな、馬鹿なー!」となる(笑)

・・・・・いえいえ、
勘違いしないでくださいね。

今は、知らなくていいのです。

ただ、言いたいのは、
何も知らないと、
既知の知識で考えるし、楽もしたいし、

それらしい理論を言われると、
コロッと騙されてしまう(苦笑)。

そういう人間の怠惰さは、
指摘したいのです。

例えば、以前、
私は「アパート経営のカラクリ」を暴露しました。

あれも、違う論点をもってきて、
「儲かりますよ~」と言われれば、
儲かる気がするのです。

100mが、広く見えるようにね。

また、最近問題になっている、
「不正統計問題」では、
野党は、
「アベノミクス失敗」と言います。

確かに、不正はよくないし、
実質賃金は、指標の一つです。

しかし、私に言わせれば、

例えば、
2017年の周囲の長さが52mだった。
2018年は60mだった。

不正が発覚して、
2017年は53m
2018年は59mだった。

当然、伸び率は低くなる。

野党は、
「伸び率が低いから、
実は、アベノミクス失敗だった。偽装だ。」
と言うけど、

でも、それって、
面積の議論と違うでしょ。

たまたま、
マイナスになった「伸び率」を出して、
無理に、違う議論をしてしまう。
このセンスの無さです。

マスコミも全然わかってないしね。
(いや、わかっているかもね、確信犯?)

一応、言っておきますが、
私は、賢明な野党が出て欲しいと、
思っているんですよ。
そのほうが、健全だと。

しかし、あのバカさ加減では、
失笑もんですよ。

もっと議論すべきは、
色々あるでしょ。

困ったものです。

・・・・・・・閑話休題。

脱線しました。
話を戻します。

前回のクイズ、
「機械学習、単回帰分析の直線。3点だったら?」
では、多くの人が、
誤差や距離で比較しました。

もちろん、自分なりに考えることは大事。
でも、機械学習・統計学の基本からは、
答えは、違ったものになる。

とりあえずは、そんなところで。

詳しくは、講習も準備しているので、
また一緒に勉強しましょう。

ではでは。
ありがとうございました。

●追伸1
上記読んでも、
「え~、本当なの?」
「誤差や距離でもいいのでは?」
と言いたい人もいるでしょう。

反例を出しておきましたよ。
https://twitter.com/sato_searchman/status/1095108756612907008

●追伸2
アパート経営のカラクリ
https://www.searchman.info/moushi/apart.html
よかったら、どうぞ。

●追伸3
今回のクイズで、
エクセルから近似直線出して、
「答えがありません」みたいな人が、
チラホラいましたが、

問題は、そもそも、
近似直線を出すことじゃないですよ。

こういう考察したかったので、
あえて、手計算やってもらいました。

ではでは、以上です。
ありがとうございました。